先週は、トランプ氏が大統領選で勝利した流れから、ご祝儀相場継続かと思われましたが、長くは続かず。
政策から半導体関連が売られ、輸入関税の引き上げ等で警戒感が増し欧州株が大幅安となりました。
今週は11月20日にNVIDIAの決算発表があり、日本時間では21日の朝に発表とされ、21日の寄付に日本のマーケットにも大きな影響が出る可能性があります。
気を付けていきましょう。
チャート分析
それでは、チャートを細かく見ていきましょう。
日足の移動平均線
5日線は、下向きに推移し、株価は5日線の下で週末入りしています。
25日線は、上向きで推移していましたが、水曜日から下向きへと変化しています。
75日線は、下向きで推移していましたが、若干横ばいへと変化しています。
並び順は、5日25日75日で、安定上昇となっていますが、下向きの25日線に上から5日線がクロスしてきていますので、週明けには25日5日75日の順へと変化していきそうです。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万8527円処を推移しています。株価が上から200日線に触れて引けています。
トレンドライン
意識されていた10月15日16日の窓埋め3万9910円は12日にチャレンジしましたが、届かず弱さを見せています。
レンジ幅では、上が3万9900円処で、下が3万7600円処となっています。
斜めのラインとしては7月11日から10月15日の高値を引いたラインが意識され、下は9月11日と10月25日の安値を引いたラインが意識されています。
このラインは三角持ち合いになっていて、上下幅が狭まってきました。どちらかに放れるか、確認していきましょう。
一目均衡表
基準線と転換線の位置がクロスしそうな場面で週末入りしています。
株価は基準線と転換線を割り込み弱気シグナルです。
遅行線も弱気となっていて、日々線の下へと潜っています。3営業日後の日々線の間を上にすり抜けていけたら強気シグナルとなるのですが、どうなるでしょうか。
しばらく雲のねじれはなく、雲の上を株価が推移しているうちは強気シグナル継続です。
ボリンジャーバンド
バンドが非常に狭い均等な幅で推移し、BOXトレンドを示唆しています。
このBOXを離れるときに株価が大きく動きますので、ボリンジャーバンドの変化に注意していきましょう。バンドが若干下向きになっている点に注目です。
スローストキャスト
買われすぎゾーンから下へ向かって中段辺りで週末入りしています。
ここから売られすぎゾーンへ向かうのか、急激な上昇で真ん中から再度買われすぎゾーンへ向かうのか、BOXの上放れに注意しながらみていきましょう。
MACD
ここのところしばらくの間は0ライン付近で横ばう動きを見せています。
ヒストグラムは陰転していますが、大きな動きではないので、引き続き横ばい示唆となっています。
次回、満月は12月15日、新月は12月1日です。
総合判断
パラボリックは好転中ですが、週末にはぎりぎりのラインを保っています。このぎりぎりのパラボリックは、押し目ともとれる半面、反転すればトレンド転換となるため注意が必要です。
現在、チャートでは、
9月からの上昇から山を3つでトリプルトップ
天井圏とも言える位置なので天井圏での戦いかたを意識
上の節目を越えたら上目線へとシフトして、トレンドフォロー
今後の日程としては、日銀政策決定会合が12月に行われ、その時に利上げがあるのかどうかという部分が、マーケットに織り込まれてくるところかと思います。
円安=株高という教科書通りの値動きとなるのか、それとも日経平均株価が為替と連動しないのか、しっかり状況を確認していきましょう。
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