先週は、連休明けからスタート。
米経済の楽観的見方から、米ダウは最高値更新、為替相場も円安進行となり、日本株には優位なスタートでした。
その後は、先々週同様、寄り付きに高く始まり、ザラ場中に失速するという日々を繰り返し、黒三兵と弱さがみられる相場となりました。
選挙への不安も大きく影響していると思われ、今後の展開にも十分注意して、警戒を怠らずにチャートと向き合っていきましょう。
チャート分析
チャートを細かく見ていきましょう。
日足の移動平均線
5日線は、上向きで始まりましたが、その後下向きと変化しています。株価も5日線の下で週末入りとなっています。
25日線は、上向きで推移しています。
75日線は、横ばいで推移していますが、数値を見ると下向きとなっています。25日線が下から接近していますが、このままクロスしてもダマシの可能性があります。
並び順は、5日75日25日で、上昇トレンドのはじまりとなっています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万8444円処を推移しています。
トレンドライン
10月15日に上放れしましたが、その後15日16日に窓を開けました。
水木金曜日と、黒三兵となり、直近の陰線は8日連続陰線となり、寄り高く、ザラ場中に売られていることがわかるローソク足の足型となっています。
下は4日から8日の窓埋めが意識されますが、現在下値支持として窓上限が機能しています。
一目均衡表
三役好転下で強気サインを出していましたが、転換線の下に日々線が入り、若干弱さを見せての週末入りとなっています。
遅行線は青天井ですが、翌営業日には天底一致の可能性もある為注意が必要です。
そして、10月22日からは雲のねじれがあるので、ここはしっかり意識していきましょう。
ボリンジャーバンド
+1σと+2σ内で進行していましたが、+1σを割り込み、TPラインに近づいています。バンドは外側から収縮を見せています。
TPラインを割らずに反発できるかに注目です。
スローストキャス
買われすぎゾーンから割り込み、売られすぎゾーンへと向かって週末入りしています。
MACD
ヒストグラムが陰転し、MACDとシグナルもクロスして、弱さを見せています。
まだ0ラインよりも上に位置しているので、上昇トレンド継続中となりますが、0ラインを割ってくると下降トレンドへと変化します。
次回、満月は11月17日、新月は11月1日です。
総合判断
パラボリックが陰転し、弱さが見えている日経平均株価ですが、円安や米株高など、上昇の可能性もあります。
しかし、7月11日の高値を付けた後のチャートと、今のチャート形状が似ているので、8月の下落と同じとなることも考えられます。
チャートには再現性があると思われているので、似たようなパターンが現れたりします。
7月11日高値を付け、窓を開けてからの陰線3つという流れが、今回再現となるのか。上昇ウェッジ形成からの動きに注目していきましょう。