世の中には数多くの税金がありますが、税金の数だけ節税手段も存在します。
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税負担を軽くするためには税金対策が欠かせない一方、対策方法の取捨選択をしないと納得できる節税効果は得られません。
そこで今回は、税金対策を実施する前に知っておくべき節税知識と考え方をご紹介します。
存在を知らない節税制度は無数にある
税金を節税する手段の一つとして、節税制度の活用があります。
たとえば、特例制度は要件をクリアすることで控除等を受けられるものですが、世の中には数えきれないほど特例制度が存在します。
適用要件を満たしていても、存在を知らなければ活用できませんので、節税したい場合はどのような特例制度が存在するのかを把握することが大切です。
所得税の節税手段としては、配偶者控除や医療費控除などが有名であるのに対し、「ひとり親控除」や「寡婦控除」などの制度はあまり知られていません。
ひとり親控除は納税者がひとり親に該当する際に適用できる制度ですが、回数制限はないので、生計を一にする子がいる等の要件を満たしていれば、毎年適用することができます。
寡婦控除も同様に要件をクリアすれば毎年適用できる反面、存在を知らないとそれらの所得控除の適用漏れが発生してしまいます。
節税手段の知名度と節税効果は一致しない
一般的に認知されている節税手段でも、条件が揃わないと高い節税効果が得られないものも少なくありません。
先ほど例として出した所得税の医療費控除は、所得金額が多い人ほど節税効果を発揮しますので、医療費として支払った額が同じでも、人によって得られる節税効果は違います。
医療費の支払額が多いほど控除額は大きくなりますが、医療費控除を適用するために医療費を増やすのは家計にとってマイナスです。
無理なく適用要件を満たすことができるなら、節税効果が小さくても適用する価値はありますが、節税するために支出を増やす行為は節税する目的と真逆なので注意してください。
労力を伴わずに節税できるのがベスト
節税するためには多少なりとも労力が伴いますし、特例制度等を適用するためには確定申告書の提出や申請等が必要です。
節税効果の高い制度であれば、申告等を行う労力に見合うメリットを享受できますが、節税効果の低い制度の場合、節税額よりも労力の方が大きくなることもあります。
還付金を受け取るためだけに確定申告書を提出する場合、還付金額よりも税務署への交通費の方がかかるのであれば、あえて還付申告をしない選択をした方が家計にとってはプラスです。
確定申告をしなければならない方については、申告手続きの費用を抑えるために、e-Taxで自宅から申告するなどの工夫をすると支出を抑えられます。
節税情報は自分で集めるしかない
節税制度を適用できるかは納税者ごとに違いますので、利用できる制度を見つけるためには自ら情報を集めるしかありません。
気になる情報がテレビやSNSで見つけましたら、本サイトの過去記事を検索して情報収集すると、知らなかった節税情報が手に入り、効率よく節税を行えるようになります。
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