子育てにはお金がかかります。
1年のお金の流れ、見直すなら4月の今!今年赤字に転落させないための年イチ予算見直し法
各自治体で子ども・子育て支援を行っていますが、東京都には「018サポート」という制度があります。
2024年度も実施されることとなりましたので、内容を改めて振り返るとともに、変更点なども解説します。
「018サポート」とは？
≪画像元：東京都福祉局≫
「018サポート」とは、都内在住の子どもに月額5,000円、年間最大6万円を支給する子育て支援制度です。
2023年度から始まった制度ですが、2024年度も引き続き実施することが発表されました。
都内在住の18歳以下の子どもが対象
≪画像元：東京都福祉局≫
都内に在住する18歳以下の子どもが対象で、親の所得制限はありません。
子どもが18歳未満の場合は保護者などが、子どもが18歳の場合は保護者など（子どもの委任状が必要）だけでなく子ども本人も申請可能です。
2024年度に出生、都内に転入、都外に転出した人も対象となりますが、各月1日時点の在住状況を確認の上で支給対象期間は月割り計算されます。
例えば、2024年6月1日に転入（出生）の場合、支給対象期間は6月～2025年3月の10か月間で、第1回の支給は2か月分です。
2024年6月2日に転入（出生）の場合、支給対象期間は7月～2025年3月の9か月間で、第1回の支給は1か月分となります。
原則としてホームページからの申請
原則として、018サポートのホームページからの申請ですが、紙での申請も可能です。
紙での申請は、事前に東京都018サポートコールセンターへ連絡しなければなりません。
2024年度分の申請は6月中旬より開始予定で、現在は2023年度分の申請を受け付けています。
以下で申請の流れをまとめましたので、ご覧ください。
【STEP 1】必要書類・対象者区分を確認
≪画像元：東京都福祉局≫
まず、必要書類と対象者区分を確認してください。
主な必要書類は、以下の通りです。
・ 申請者の本人確認書類：マイナカードなら1点、運転免許証、健康保険証などなら2点必要
・ 申請者と子どもの家族関係を確認できる書類：医療証、健康保険証、住民票の写しのうち1点（本人申請の場合は不要）
・ 振込口座を確認できる書類
ホームページより質問にいくつか回答すると、「対象者区分」が分かります。
これが申請時に必要となるので、メモしておいてください。
【STEP 2】家族関係を証明する必要書類の準備
≪画像元：東京都福祉局≫
対象者区分の確認の際に必要書類も表示されますので、準備してください。
家族関係の証明のために健康保険証を使う場合、特に注意が必要です。
子どもの申請をしようとする保護者の氏名が健康保険証に記載されていないと、証明書としては使えません。
その場合は、家族関係確認書類として住民票を利用できます。
各種記号や番号などは、マスキング処理をしておきましょう。
【STEP 3】申請する
≪画像元：文京区≫
申請者（保護者など）の本人確認は、以下の2つの方法でできます。
・ マイナカードの電子証明書をアプリで読み込む（英数字6文字以上16文字以下の署名用パスワードが必要）
・ 本人確認書類の画像をアップロード（書類が2点必要）
署名用パスワードを5回連続で間違えるとロックがかかり、利用できません。
近くのコンビニや市区町村の窓口で初期化・再設定してください。
≪画像元：東京都福祉局≫
給付金の振込口座は、保護者の口座か子どもの口座かを選択できます。
子どもの口座を使う場合、申請者情報の登録画面で口座は入力せず空欄のまま進めてください。
申請の途中でページを離れても、「申請途中の再開はこちらから」を押せば入力途中から再開できます。
2023年度に申請・受給済みの人は手続き不要
2023年度に018サポートを申請して受給している人は、改めて手続きする必要が基本的にありません。
ただし、公簿などで都が受給資格の確認をできないなどの場合は、書類の提出が必要となる場合があります。
2024年度からの変更点について
よりよい制度を目指す018サポートは、日々改善を繰り返しています。
2024年度の018サポートは、2023年と比較して以下の点が異なりますので、注意してください。
【変更点1】支給時期が「一括 → 年3回」に
≪画像元：東京都福祉局≫
2023年度の018サポートは、一括支給が基本でした。
2024年度からは、以下の通り3回に分けて支給されます。
・ 4月～7月分 → 2024年8月支給（7月15日新規申請期限）
・ 8月～11月分 → 2024年12月支給（11月15日新規申請期限）
・ 12月～3月分 → 2025年4月支給（2025年3月15日新規申請期限）
申請内容に不備がある場合は、支給時期が遅くなることがありますので、注意してください。
【変更点2】マイナカードを活用した特設ホームページを開設予定
≪画像元：東京都福祉局≫
親子のマイナンバーカードをスマホにかざすことで申請可能な、新たな特設サイトが6月中旬に開設予定です。
親子ともにマイナンバーカードを持っていて、いずれかの公金受取口座を登録している人におすすめです。
書類添付などが省略され、より簡単・便利に申請できます。
【変更点3】来年3月15日までの申請で2023年度分も受け取れる
うっかり2023年度分の申請を忘れてしまった人も、諦めないでください。
2025年3月15日までに申請すれば、2023年度分の給付金を2024年度と一緒に支給されるのですから。
【変更点4】2年目のマイページはパスワードのリセットが必要
018サポートのマイページは、申請の審査状況などが分かるページです。
2023年度にマイページを作成した人で、2024年度に改めてログインする場合、初回ログイン時にパスワードのリセットが必要になります。
パスワードのリセットを実行してください。
6月中旬までは書類準備・予習をしよう
2024年度も実施が決定した018サポートですが、2024年度分の新規申請はまだ始まりません。
なかなか難しいという声も多いですので、6月中旬までは書類準備とともに予習をしましょう。
特に必要書類は、対象者（子ども）と申請者（保護者など）の書類を間違える人が多かったため、しっかりと確認してください。
