自営業者の収める国民年金は、前納すると安くなります。
【速報】お年玉付き年賀はがき(郵便はがき)2024年の当選番号
2年間の前納だと、2024年(令和6年)は1万5,290円も安くなります。
2年の前納は毎年2月までに申し込む必要がありますが、2024年3月以降は、いつでも前納申請ができるルールに変わりました。ただし、9月と3月までに区切りがあるルールは変更がありません。
24か月納付して最大限の割引を得るためには、2月中に手続きをしましょう。
納付するカードは、エポスゴールドカードが最強です。
口座振替よりカード払いがトータルでお得
保険料をもっとも安くする方法は、2年分を銀行口座から引き落とすことです。
ただし、カード払いのほうがトータルで得になります。
エポスゴールドカードなら最高ですが、ポイントのつかないカードもあるのでご注意ください。
保険料比較とクレカのポイント
2024年の前納の保険料は次の通りです。
【口座振替】
・ 6か月 … 10万720円
・ 1年 … 19万9,490円
・ 2年 … 39万7,290円
【現金・カード引落し】
・ 6か月 … 10万1,050円
・ 1年 … 20万140円
・ 2年 … 39万8,590円
最も安くなる「2年」前納で得する額は、次の通りです。
・ 口座振替 … 1万6,590円
・ カード払い … 1万5,290円
ほぼ1か月の年金保険料(令和5年度1万6,520円)に相当する額が浮きます。
口座振替のほうがカード払いより1,300円安いですが、還元率1.0%のカードで支払えば、前納に対するポイントが3,984円となるため、トータルでカード払いに軍配が上がります。
さらに、還元率2.5%だったら、ポイントは9,960円であり、圧倒的です。
この2.5%というのが、エポスゴールドカードの数字です。
エポスゴールドカードがベスト
≪画像元:エポスネット≫
年金保険料一括納付におすすめのカードは、エポスゴールドカードです。
通常の還元率は0.5%に過ぎませんが、次のサービス利用でアップします。
・ 選べるポイントアップショップ登録 … ポイント3倍
・ 年間100万円利用達成 … ボーナスポイントが1万
国民年金で40万近く支払う年は、年間100万円達成が容易です。
両方の効果により、還元率が2.5%となります。
ただし、年間100万円を大きく上回ると実還元率がどんどん下がってくるので、他のカードも併用してギリギリで達成するのがおすすめです。
なお2025年については、前納により国民年金納付がありません。
このためエポスゴールドカードの年間100万円を目指さないことにしています。
達成しなくていい理由については、関連記事をご確認ください。
絶対に使ってはいけない、あるいは使うべきでないカード
次のカードは要注意です。使わない方がいいでしょう。
・ 三井住友カード
・ プロパー・アメックス
・ ダイナース
・ 楽天カード
三井住友カードは、国民年金の納付でポイントが付きません。
三井住友ゴールド(NL)や三井住友Oliveゴールド等、年間100万円達成でボーナスポイントがもらえるカードの、年間利用額の算定にも反映されません。
これを使うぐらいなら、口座振替のほうがメリット大です。
公共料金支払いの際のポイント還元率の低いカードも注意です。
プロパー・アメックス(提携カードでないアメックス)は、国民年金を支払っても還元率が2分の1です。
還元率の計算が複雑なカードですが、半分というと0.25%程度です。
ダイナースも同様に、2分の1です。
楽天カードは、還元率が実に5分の1(0.2%)です。
カード以外のキャッシュレス払い
国民年金は納付書によって、コンビニ払いやQRコード決済で支払う方法もあり、この場合も間接的にキャッシュレス払いにできます。
ただし、30万円を超える場合、この支払は不可能です。
国民年金の2年前納の場合、キャッシュレスはカード払いしかありません。
国民年金前納の手続き
2024年3月以降は、年金の手続きが変わります(変更後の詳細不明)。
通常のスタイルで、24か月分の前納をする場合の手順をご案内します。非常にアナログです。
申出書をダウンロードして記入し、年金事務所に郵送や持参で提出します。
申出書の書式はこちらです。
3、4ページ
・Excel(入力可)
所轄の年金事務所はこちらから調べられます。
前納カード払いについて考えるべきこと
申請自体は申出書を年金事務所に送付すればおしまいです。
ただ、いろいろ考えるべきことがあります。
限度額の低いカードは増額しないといけない
筆者はエポスゴールドカードの利用限度額を、わざわざ30万円に下げて使っています。
多数持ちで審査を常に気に掛ける筆者は、限度額10万円、5万円といったカードも多数持っており、これ自体は普通の行為です。
ただ30万円の限度額だと、39万8,590円の保険料が支払えません。
臨時に限度額アップの申請をする必要があります。
参照:エポスネット
限度額は、すでにカード決済をして引落しを待っている分も合わせて考えないとならないので、40万円でもダメで、50万円は必要です。
臨時の限度額は、支払いが済んだら元の額に戻るため、審査はそれほど厳しくはありません。
日ごろからエポスゴールドカードは活用し、支払い遅れもないので審査は心配していません。
すでに一昨年に、インプラントの支払いで臨時増額をしていますが問題もありませんでした。
エポスの場合(締め日支払日が2通りあるが、27日締めの場合)、4月27日締めで、5月27日に前納分の引落しが行われるはずなので、それに合わせて申請を行います。なお限度額不足で前納不能だった場合、国民年金については自動的に通常の1か月ごとのカード引落しになります。
2年前納の場合、翌年に改めて2年分が引き落とされます。
選べるポイントアップショップの入れ替え
ポイント3倍になるエポスゴールドカードの選べるポイントアップショップは、3種類のショップを登録できます。
国民年金を前納し終えたら、その枠は2年間置いておいても意味がありませんから、入れ替えます。
筆者の場合、この後NHKの受信料も毎年1年分前納しているので、この支払月に合わせて入れ替えします。
NHKの支払いが済んだら、また替えます。
年金保険料を安くする切り札は前納とエポスゴールドカード
選べるポイントアップショップ登録と、年間100万円利用を前提としたエポスゴールドカードは、国民年金納付の切り札です。
こちらで、ポイントアップと合わせ2万5,000円程度の利益が生み出されます。
ぜひおすすめします。
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