ポイ活の注目度も高まり、楽天経済圏で楽天ポイントを貯めているという方も増えてきました。
いろいろな方法で獲得できて、利用可能なシーンも増えた楽天ポイントですが利用方法によっては、新たなポイント付与の機会を逃してしまうという場合もあります。
ここでは、利用は損してしまう楽天ポイントの利用法と、楽天ポイントの活用できる利用シーンを紹介します。
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楽天市場での利用は損してしまう
楽天カードのSPU条件は、楽天市場で「楽天カードで使った金額(ご利用額)」がSPUの対象となります。
そのため、楽天カードで精算を行ったとしても、楽天ポイントでの精算分は楽天カード清算金額から差し引かれ、SPUの対象外となります。
楽天カードのポイント還元は、「通常分 → 1%還元」「特典分 → 1%還元」となるので、2%還元率がダウンします。(ポイント付与条件は、利用しているカードの種類やその他楽天サービスの利用方法によって個人差があります。)
【例】全額を楽天カードで精算した場合
例えば、1,000円の買い物をした際、全額を楽天カードで精算した場合
「楽天市場通常分 → 1%還元」
「楽天カード通常分 → 1%還元」
「楽天カード特典分 → 1%還元」
で3%還元の30ポイント付与があります。
しかし、仮に1,000円のうち100ポイント使って精算すると、楽天カード決済額は900円のみになります。
900円に対しては「楽天市場通常分、楽天カード通常分、楽天カード特典分」が適応されますが、100ポイント分は「楽天カード通常分」「楽天カード特典分」は適応されないため、9ポイントの付与となります。
楽天ポイントの種類
楽天ポイントは、「通常ポイント」と「期間限定ポイント」という利用期間が異なる2種類のポイントがあります。
楽天Point Clubなどでは、この2種類のポイントが合算で表示されており、下部に小さく期間限定ポイントのポイント数と利用可能期間が記載されています。
この2種類のポイント利用方法は分けて、考えておくと良いです。
通常ポイント
付与条件:楽天市場、楽天カード、楽天ペイ等利用時に付与されるポイント
利用期限:最後のポイント付与獲得から1年間有効で再付与されるとその付与日からまた1年間が有効期限となります。
期間限定ポイント
付与条件:SPU、楽天リワード、お買い物マラソンや「クリックしてポイント」、「5と0のつく日」「チャージの日」など各種キャンペーン参加特典としての付与ポイント
利用条件:楽天証券でのポイント投資、楽天カード、楽天Edyなど利用可能なサービスが限定されます。
利用期限:ポイントによって有効期限は異なります(概ね付与された月の翌月末までの1カ月間という場合が多い)
損をしない楽天ポイントの使い方
楽天ポイントは、通常ポイントと期間限定ポイントで利用できる場所が異なります。
それぞれの利用可能な清算方法を理解し、失効しないよう上手に活用しましょう。
楽天カードの「ポイント払い」(通常ポイント)
楽天ポイント利用額で清算した分に対しても、楽天ポイント1%が付与されてお得です。
楽天証券でポイント投資(通常ポイント)
ポイント利用分はポイント付与対象外。
楽天Edyへのチャージ(通常ポイント)
ポイント利用分はポイント付与対象外。
楽天ペイへのチャージ(通常ポイント/期間限定ポイント)
楽天ペイを利用して楽天ポイントを利用することができます。
街の楽天ペイ加盟店でお買い物や飲食などに利用可能です。
楽天サービスでの利用(通常ポイント/期間限定ポイント)
楽天モバイル、楽天トラベル、楽天ビューティーなどの楽天サービスで利用が可能です。
楽天ポイントの上手な活用法まとめ
楽天ポイントは楽天経済圏ではもちろん、最近では利用可能な街のお店も増えてきて、日常のお買い物や飲食で使うことも多くなってきたのではないでしょうか。
ポイント獲得の方法に注目が集まりやすいですが、ポイント期限によるポイント失効やポイント付与倍率を下げてしまうなど楽天ポイントをはじめポイントシステムは、ルールが多くて複雑です。
ポイントを獲得する目途が立っている段階で、予め利用方法や利用時期を決めておくなどしておくと無駄のないポイント利用が可能です。
ポイント獲得とポイント利用の両方の観点から、利用方法を考えておくのがよいでしょう。(執筆者: 太田 玲世)
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