楽天カードは、Visa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス(アメックス)と、4種類の国際ブランドから選べます。
基本的には、どの国際ブランドの楽天カードを選んでも、問題はありません。
ただし、一部国際ブランドで異なる点があります。
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【JCB/アメックス】「楽天カードタッチ決済」を利用できない
≪画像元:楽天カード≫
最近、タッチ決済で支払えるお店が増えてきました。
「楽天カードタッチ決済」なら、カード現物を持たなくても楽天ペイアプリからタッチ決済を利用できます。
タッチ決済なら支払いもスピーディーですし、ポイントもしっかり還元されます。
ただし利用できるスマホはAndroid端末のみで、JCB/アメックスブランドの楽天カードでは登録できません。
【Visa/アメックス】Apple Payの利用制限がある
≪画像元:楽天カード≫
Android端末がない人は、iPhone、Apple WatchからApple Payを利用できます。
ただし、楽天カードでVisaブランドを選択すると、Apple Pay利用時に制限があります。
実店舗でApple Payを利用するには問題ないのですが、アプリやWebサイト内での決済、SuicaチャージにApple Payを利用できないかもしれません。
こちらは楽天カード特有ではなく、全てのVisaカードに該当します。
アメックスブランドの楽天カードに至っては、Apple Payにそもそも登録できません。
【Mastercard】Amazon.co.jpでの還元率が低い
≪画像元:楽天カード≫
2023年1月5日より、Amazon.co.jpにおける楽天カード(Mastercard)利用時の還元率が、1%→0.2%(500円ごとに1ポイント)に低下しました。
Visa、JCB、アメックス利用時の還元率は、1%で変わりません。
利用単位も500円と大きいので、結構取りこぼしが多くなるでしょう。
【アメックス】カードの選択肢が少ない
≪画像元:楽天カード公式ツイッター≫
アメックスは、カードの選択肢が多くありません。
デザインカードも、お買いものパンダ以外は選べません。
【JCB】ディズニーデザインを選択可能
≪画像元:楽天カード≫
ヴィッセル神戸、楽天イーグルス、YOSHIKIなど、楽天カードにはさまざまなデザインカードがあります。
その中でも人気のディズニーデザインは、JCBブランドでしか選択できません。
【アメックス】優待の内容が異なる
楽天カードの優待「楽天カードポイントプラス」は、全ての国際ブランドが対象です。
ただし、アメックスのみ優待内容が異なります。
個人的には、アメックスの方がもれなく高還元を受けられる印象です。
2枚持ちで弱点を補おう
4種類ある楽天カードの国際ブランド、主な特徴は以下の通りです。
- Visa:最も使える、Apple Payでは要注意
- Mastercard:デザインカードの選択肢が最も多い、Amazonでの利用には要注意
- JCB:海外観光地での優待が豊富、ディズニーデザインを選べる
- アメックス:優待が豊富、デザイン・機能での制限が多い
アメックスは日常使いが難しそうですが、VisaかMastercardの2枚持ちをすれば、その弱点も補えます。
(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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