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PayPayの他社カード除外が先延ばし PayPayに対する不満を検証して見えた誤解と対処法


QRコード決済、PayPayで異例の「実施延期」ニュースです。

2023年8月よりPayPayで他社クレジットカードをセットした決済ができなくなると公表されていましたが、変更時期が2025年1月に延期となりました

大きな不服を述べていたユーザー側の一時的な勝利に終わったことになります。

PayPayの立場を代弁して申し上げるわけではありませんが、PayPay愛用者としては「知識不足と思い込み」が、架空の不満をことさらに述べているようにも感じました。

今回大きなうねりとなった、他社カード利用者の発想を通して、「キャッシュレスへの誤解」をあぶり出してみます。

便利なシーンで効果的に使PayPay

【PayPay】8月より改悪 制度が変わるまでに考えておきたい対応策4つ

PayPay他社カード除外の延期

2023年6月22日にPayPayから、他社カード除外の延期が公表されました。

2025年1月までは、他社カードをセットしたPayPayを使い続けられることになります

あまりにも世間の声が大きかったため、異例のスケジュール延期となったもので、併せて謝罪も行われました。

ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払の手数料徴収も1か月延期

他社カード除外の延期の公表の1週間前に、2件のリリースがありました。

「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」によるPayPay残高チャージに、月の2回目から手数料が掛かることが公表されていましたが、2023年8月1日からの予定を1か月延ばし9月1日からとなります。

それから「PayPayあと払い」の名称変更です。

8月1日から「クレジット」に変わります。

「PayPayあと払い」は、初めからバーチャルクレジットカードとして世に出ました。

PayPayは、「あと払い」という名称を使うことで、気軽に使えることをアピールしたかったものと思われます。

ですが実態と乖離していたのも事実です。

PayPayあと払い改め「クレジット」で、今後もPayPayを使っていきましょう。

PayPayへの苦情を観察する

日経新聞の報道によると、2023年5月度、PayPay全体における他社カード決済の割合は、わずか1%だったそうです。

今回は、わずか1%の力が大きかったのかというと決してそうではなさそうです。

他社カードの切り落とし方を傲慢と感じた人が多く、想定と違う反応が生じたものと思われます。

筆者も決定前から掲示板などで不満を見かけていましたが、真の不満がなんなのか、なかなか見えてきませんでした。

ただ、深掘りしていった結果、わかったことは、世間のキャッシュレスに対する潜在的な不満のはけ口になったということです。

PayPayは、QRコード決済の代表として矢面に立たされたのではないでしょうか。

PayPayへの不満に、キャッシュレス世界をうまく渡っていけない苛立ちが読み取れます

不満1:愛用のPayPayに裏切られた

PayPayのファン(または裏返しとしてのアンチ)になってしまっている人がいるのではないかと考えます。

ファン心理からすると、裏切られたと思う気持ちが強いのかもしれません。

しかし、明らかに矛盾していると思われるのは「ファンだったら他社クレカなど使っていない」という点です。

PayPayならではの特典が一切ないからです。

少なくともこの利用法の人は「PayPayユーザー」とは言えません。

PayPayを借りて使っているだけです。

不満2:新たにPayPayカードなど作りたくない

世間には「クレジットカードは3枚まで」といった、少ない枚数をよしとする価値観が根強くあります。

ですが現在、クレジットカードをシーンに合わせて使い分けることこそ、キャッシュレスで大きなリターンを得るコツとなっています。

「管理できないから絞り込みたい」という気持ちはわかりますが、リターンを得たければ、5~6枚程度にはすぐなるものです。

PayPayカード(あるいはPayPayクレジット)ぐらい、気軽に1枚作って損はありません。

年会費も無料です。

PayPayを使うための専用カードにすればよく、カード直接決済を使いこなす必要などありません。

ちなみにPayPayカード、非常に解約しやすいカードです。

気に入らなかったら(PayPayごと)やめればいいので、試してみたらいいでしょう。

不満3:他社クレカをセットして使っていた

わずか1%とはいえ、他社カードユーザーがいたのは事実です。

ただ、メリットはほぼありません。他社クレカの還元率しか付かないからです。

PayPayステップも、PayPayジャンボも無関係です。

地域ごとの10%~30%の大型還元も一切関係ありません。

いっぽう、以下のメリットだけはあります。

・ 入会キャンペーン等で、一定の金額を使う必要がある

・ キャッシュレス手段がPayPayだけの小規模店舗でキャッシュレス決済する

これが失われるだけで大きなクレームというのは、やはり不自然です。

特に後者など、アンチPayPayユーザーが初めから無視している使い方です。

まったく使い方の異なる人たちが、なぜか共闘している格好になっています。お互い、味方でもなんでもありません。

不満4:QRコード決済自体不要

この意見は根強くあります。

キャッシュレスは使うが、クレジットカードがあればいいという意見です。

タッチ決済がすっかり便利になったことも背景にあります。

QRコード決済は還元率も低下したし、面倒だし、使う意味がないというのです。

実際、この記事ですでに取り上げたように、意味もなく習慣でPayPayはじめQRコード決済を使っているユーザーも多いのです。

しかし、QRコード決済はいらないなどという単純な見解では、キャッシュレスで大きなリターンは得られないでしょう。

たとえば2023年7月27日から神奈川県では「かながわPay」が始まります。

PayPayは関係ないのですが、QRコード決済を使うことで10~20%の還元が得られます

「いらない」は損するだけです。

不満5:楽天ペイのほうがいい

PayPayより楽天ペイがいいので、この際完全に乗り換えるという意見もよく見ます。

楽天ペイを使いこなすためには楽天カードが必要で、この点PayPayと同じではないかという気もします。

一理はあります。楽天カードはすっかり世に浸透していて、クレジットカードとしての存在感はPayPayカードよりはるかに大きいからです。

しかし、楽天ペイとPayPayでは、使えるお店の数に明らかな差があるため、この意見には違和感があります。

商店街の小規模店舗でも使えるPayPayのメリットを、楽天ペイだけで否定する必要などありません。

「両方使う」が正解と考えます。

PayPayもひとつのツールに過ぎない

世間のPayPayへの風当たりの強さを、キャッシュレス全体への不満が噴出したものと捉えて見つめなおしてみました。

いずれにしても、PayPayもひとつのツールに過ぎません。

思い入れなど必要なく、便利なシーンで効果的に使えばいいのです。

普段使いするならPayPayカードはやはり必須ですし、たまにキャンペーンで使うのなら、銀行や現金チャージで使えばいいでしょう。

誤解や認識不足に基づき立腹する人もな多いですが、惑わされずに自分がお得と思う手段で使いこなしてください。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)

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