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日経平均株価上放れからの「上下メド」と「日柄」に注視【今週の日経平均を考える】


先週も引き続き、米国の動きを追う形で一進一退の動きを見せていた日経平均株価は、金曜日に大きく上昇し、もみ合いを上放れして週末入りとなっています。

米国はFRBが利上げ幅を0.5%にするという思惑があり、それが重荷となって株価は下げ、為替は円安へ向かっていました。

日本では、円安に向かうと輸出関連株には好機となり、更に3月という事で、高配当銘柄が物色され、引き続き割安株にも注目が集まるようになりました。

印象深かったのは、信用売り残が、1兆円を超えたということで、これは2020年9月以来で、「もしかすると3月の権利取りを考えて買戻しが入りそうだね」というところに、金曜日の上昇となりました。

信用取引は制度信用の場合6か月の期限付きなので、売り残が膨らむということは、いずれは買い戻さなきゃならないので、信用の売り残は、未来の判断材料になると言われています。

この上昇はどこまでの上昇になるのか、しっかりメドを立てて考察していきましょう。

今週の日経平均を考える

黒田総裁の後任人事案・パウエル議長の講演【今週の日経平均を考える】

チャート分析

チャートを細かく見ていきましょう。

チャート分析

日足の移動平均線

5日線は、3月1日から上向きとなりました。

25日線は、上向きで推移し、上向きの25日線に対して下から5日線がクロスしたのでゴールデンクロスとなっての週末入りです。

75日線は、若干下向きへと推移しています。

並び順は、5日25日75日の並び順で、安定上昇となっています。

機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きの推移となっています。

株価は金曜日に、全ての移動平均線の上に出ました。

トレンドライン

2022年8月17日の高値と11月24日高値を結んだラインが高値抵抗線として意識されてきましたが、金曜日にこのラインの線上まで株価がきました。

長かったもみ合いの中、意識されていた2万7500円を金曜日に上抜け、直近高値の2月6日の2万7821円を超えてきました。

次の高値が12月24日2万8195円で、その次が11月24日高値2万8502円となりますが、その前に12月1日安値2万8226円まで到達して窓埋めができるかどうかというところです。

下は、木曜日と金曜日にわずかに開けた窓2万7617円と2万7655円の38円の窓をいつ埋めてくるのかに注目です。

一目均衡表

水曜日に、基準線と転換線がクロスし、先行きが弱い展開となったかと思えば、金曜日には元に戻る位置になり、遅行線は絶好のチャンスとばかりに上へ向かいました。

これで遅行線は青天井となり、どこまでも上へ向かえる位置となっています。

3月13日には雲のねじれがあり、加速的に更なる上昇か、それともここから転換となるのか、あと1週間の株価の動きに注目です。

ボリンジャーバンド

もみ合いではTPライン上で推移し、バンドは上下1000円幅まで収縮。

金曜日に一気に+3σまで到達したところです。

ここから+3σまたは+2σのボリンジャーウォークが考えられます。

ここからはバンドの波に注意して、バンドウォークの確認をしていきましょう。

スローストキャスト

売られすぎゾーンまでわずかに到達せずに上昇を見せました。

非常に強いトレンドを示していて、一気に買われすぎゾーンに到達しそうな位置に来ています。

ここから買われすぎゾーン到達で更なる上昇となるのか注目です。

MACD

「MACDが0ラインを割らなかったことで、押し目とも考えられますが、通常は、0ライン近辺では横ばいの動きを見せる」と記載の通り、MACDの0ライン近辺で横ばい、反発となりました。

MACDとシグナルはクロスし、ヒストグラムも好転へと向かい強さを見せています。

次回満月は3月7日で、新月は3月22日です。

次回の水星逆行期間は、4月21日から5月14日です。

総合判断

パラボリックも好転となり、強気の相場となっています。

ここからの上のメドとして考えられる計算として、N値2万9206円、E値2万9981円、V値2万8596円となります。

今週は、7日が満月で、パウエル議長の議会発言があり、この辺りは日柄的に43営業日になってくるので、高値付けとなるのか注意していきましょう。

その先には10日にMSQで日銀政策決定会合、米雇用統計、更に14日に米CPIがあるので、しっかり上下メドと日柄を確認していきましょう。(執筆者:AFP、FP2級 城 晶子)

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