卒業入学シーズンは出費がかさみます。
中でもフォーマルな服と雑貨は、出番が少ないわりに単価が高い傾向があります。
今回は筆者の経験をもとに、
「定価で買うにはもったいないけれど、ひとつ持っていると重宝するもの」
の中から、メルカリでお得に買える2点を紹介します。
また、一見お得にみえるけれどマナー違反であったり、ルール違反だったりするものもあわせてお話しします。
【メルカリ】狙っていた商品が買われそうなとき 「横取り」OKとNGの境界線はこれ
コサージュより出番多し「トンボのブローチ」
卒業式や入学式に出席するとき、保護者はセレブレイトスーツやフォーマルな服を着ます。
そして、昔から胸元には華やかなコサージュをつけることが一般的でした。
シフォンやリボンで作られたコサージュは華やかですが、年々形が崩れてしまい、付けるたびに花が上向きになるように手で形を整えるようになります。
さらに、コサージュは華やかではありますが、形やつける位置によっては一気に「保護者」の雰囲気を漂わせ、若々しさが奪われてしまうこともあるようです。
そのため、最近はコサージュのかわりにブローチをつける人が増えています。
品のあるパールのブローチは、どんな色の服にも合わせやすいです。
しかし、パールは高価なだけでなく、黒地の服につけるとハレの日とは程遠い印象になることがあります。
トンボは、前にしか進むことができないため「後退しない虫」、別名「勝ち虫」と呼ばれ、おめでたい虫とされています。
トンボのブローチは、卒業式や入学式、結婚式などおめでたいときに使えるため、コサージュよりも出番が多いです。
メルカリには、たくさんのトンボのブローチが出品されています。
ハイブランドの宝石を使った高価なものから、手作りの1点物まで幅広く出品されています。
予算にあったブローチをひとつ持っておくと、型崩れの心配もなく、さまざまななおめでたい席で活用できます。
ただ、卒業シーズンが近づくとおめでたいアクセサリーは、どんどん落札されます。
気に入ったものを安く購入するためには、寒い時期からこまめにチェックすることがポイントです。
ここで差がつく「フォーマルサブバッグ」
卒業式や入学式の帰りは、大量の書類や記念品で荷物が増えます。
しばしば高価なハンドバッグと、ブランド店の紙袋を持っている人をみかけます。
高級ブランド店の紙袋でも、紙袋は紙袋です。
フォーマルな場では、フォーマルサブバッグを持っているほうが品はあります。
フォーマルサブバッグは、百貨店のフォーマル売り場でも売っていますが、出番が少ないわりに高価です。
メルカリでは、ブランド物のサブバッグはもちろん、百貨店では取り扱っていないノーブランドのサブバッグがたくさん出品されています。
ブランド物のサブバッグは、お受験用に購入し、たった1回の使用で出品されていることもあります。
「合格」を経験したバッグは、縁起がいいものとして人気のアイテムです。
一方、ノーブランドのサブバッグは実用性が高く、値段も安めです。
百貨店でなかなかみつけられなかったものが、メルカリであっさりとみつかることがあります。
フォーマルサブバッグは、卒入学以外にも出番が多いです。
多めに持っていても重宝します。
こまめにチェックしていいものが見つかったときには、迷わず買っておくといいでしょう。
これは買わない方がいいもの「写真スタジオの株主優待券」や「電子クーポン」
卒業式や入学式では、出番が少ない高級品がたくさん必要になります。
服や小物は、メルカリを上手に利用することで節約できます。
しかし、記念写真代の節約は難しいです。
入学式シーズンは、新しいランドセルや制服姿を写真館で撮影する人がいます。
写真館で撮影すると、撮影料が3,000円程度かかり、四つ切サイズ1枚は別途6,000円程度のプリント代がかかります。
つまり、1枚の記念写真に約1万円が必要になります。
メルカリでは、電子クーポンの販売は禁止されています。
また、大手写真スタジオの株主優待券が出品されていることもありますが、株主優待券の裏には
「転売はご遠慮ください」
と記載されています。
株主優待券は、記念写真1枚が撮影料含めて無料になることが多く、たとえ数千円で購入してもかなり得することになります。
ただ、おめでたい日にルール違反で購入したものを使ってしまっては、気持ちがハレません。
大手写真スタジオ「スタジオアリス」では、入学式のスーツやワンピース(子ども用)の無料レンタルを行っています(実施店舗のみ)。
メルカリではルールを守り、正規のキャンペーンやサービスはしっかり利用しましょう。
出番の少ないものはメルカリで十分
子どもの卒業や入学は、特別な節目のため「お金に糸目をつけず」しっかりとそろえたくなります。
しかし筆者は、子どもが成長した今振り返ってみると
「出番の少ないものはメルカリで十分」
と思います。
子どもは大きくなればなるほど、桁違いのお金がかかります。
幼稚園や保育園、小学校の卒業式や入学式は「次へ進むステップ」と考え、メルカリを上手に活用して、次のステップにお金を残した方が賢いのではないでしょうか。(執筆者:美大卒 式部 順子)
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