日用品は100均よりもドラッグストアで買った方が得することが多く、石けんやペーパー類は「100均で買ってはいけないモノ」として取り上げられてきました。
しかし、日用品の値上げが相次ぎ、状況は変わってきました。
今回は、セリアでみつけた「お得そうな日用品」を紹介し、本当にドラッグストアよりも得できるのかを考えてみました。
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一見同じに見えるけど「損」したモノネピアの【ネピアのキッチンタオル】110円(税込)
ペーパー類の値上げが続いています。
トイレットペーパーやティッシュペーパーは必需品ですが、バラ売りをしている100均よりも、ドラッグストアの方がまだまだお得に購入できます。
トイレットペーパーよりは使用頻度が低い「キッチンタオル」はどうでしょうか。
キッチンタオルは、油を吸わせたり、野菜を直接拭いたりするため、安ければ良いというわけではありません。
セリアでは、ネピアのキッチンタオルがあります。
2ロール入りで110円です。
ネピアといえば、大手製紙メーカーですが、ネピア商品も続々と値上げされました。
「100均でネピアのキッチンタオルが買えるのか」と思い即購入し、ドラッグストアに立ち寄りました。
ドラッグストアにも、同じパッケージのネピアのキッチンタオルがありました。
しかも、4ロール入りで328円(税込)です。
1ロールに換算するとセリアの方がずっとお得です。
しかし一見同じに見えたパッケージですが、よくみると1ロールあたりのカット数に違いがありました。
- セリアの商品は1ロール50カット、
- ドラッグストアの商品は1ロール100カット
なのです。
1カットあたりに換算すると、
- セリアの商品は1カット1円、
- ドラッグストアの商品は1カット0.82円
となり、ドラッグストアの方がお得でした。
やはり大容量で販売できる商品は、まだドラッグストアで購入した方がお得です。
量も多くて用途も広く「得」したモノ【カネヨの洗たく石けん】110円(税込)
石けんも大幅に値上げされています。
1個100円程度の石けんが、20円から30円も値上げされているところもあります。
汚れがひどい洗濯物は、汚れた部分だけ下洗いをするときれいに仕上がります。
そのときに使う石けんが固形の洗たく石けんです。
ウタマロ石けんが有名ですが、筆者の最寄りのドラッグストアではウタマロ石けんは1個180円近くで売っています。
靴下やシャツを毎日のように下洗いしているとウタマロ石けんはやわらかくなり、あっという間になくなってしまうのです。
セリアにはカネヨの洗たく石けんがあります。
ウタマロ石けんは1個133gですが、セリアの洗たく石けんは1個190gでどっしりとしています。
違いは蛍光増白剤の有無です。
ウタマロ石けんはパッケージに「白をいっそう白くする」と書いてあります。
その通り、蛍光増白剤は青色をつけることで白色をより白くみせることができます。
一方のセリアで売っているカネヨ洗たく石けんは、蛍光増白剤が入っていません。
蛍光増白剤は、白い洗濯物を洗うときにはいいのですが、色柄物に使うと色落ちしたり変色したりすることがあるのです。
ただ単に「汚れを落としたい」と思うならば、セリアのカネヨ洗たく石けんのほうが、量も多く用途も広く得することができるのではないでしょうか。
必要十分で「得」したモノ【アルコール50%配合ウェットティッシュ】110円(税込)
外出時や掃除のときに、ウェットティッシュがあると便利です。
最近は、アルコールが配合された除菌タイプが人気です。
100均のウェットティッシュは「除菌」と書いてはあるけれど、どれくらいのアルコール配合率なのかがわからないものが多くあります。
ドラッグストアでは、アルコール配合率が高い商品ほど値段も高く感じました。
とくにアルコール52%配合のウェットティッシュは、20枚入り440円(税込)で、1枚22円です。
「ちょっとテーブルを拭きたい」というときに、気軽に使うことはできなさそうです。
セリアにも、ウェットティッシュがたくさん並んでいます。
大容量のものから、携帯に便利なサイズまで、ひとつの棚すべてがウェットティッシュで埋め尽くされていました。
その中にひとつだけ、
「除菌できるウェットティッシュアルコール50%配合」
と書かれた商品がありました。
内容量は15枚と少なめですが、1枚当たり7円でかなり使いやすい値段です。
筆者は、アルコール配合が高いウェットティッシュは、もったいなく感じ少しずつ使っていました。
そのため、使い切るころにはシートが乾燥してしまい、エタノールをかけて使っていました。
15枚は、乾燥前に使い切れるちょうど良い枚数かもしれません。
シートの大きさは20cm×30cmと大判で、強度も十分あります。
袋から取り出すと強いアルコールの香りがして、手を拭くと脂が落ちて肌がサラリとしました。
ドラッグストアでみつけた高価なウェットティッシュはさまざまな薬剤が添加されて、付加価値がある商品でした。
しかし、
「こまめに食卓を拭きたい」
「こまめに手指の消毒をしたい」
と思うならば、セリアの「アルコール50%配合ウェットティッシュ」は必要十分で得するモノではないでしょうか。
必要な機能とコスパのそろった日用品を探して節約しよう
日用品の値上げが続き、節約にも限界がやってきました。
今まで使っていた同じものを使い続けようと思っても、なかなか節約は難しいです。
これからは節約の方法を変えて「安いところを探す」ではなく、
「余分な機能や成分を削減することで、値段を抑えているものを探す」
という節約方法も良いのではないでしょうか。(執筆者:美大卒 式部 順子)
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