JR全線が乗り放題の「青春18きっぷ」は、冬と春、そして夏の3回販売されます。
旅行しやすい秋には18きっぷが販売されない代わりに、「秋の乗り放題パス」(乗り放題パス)が販売されます。
今年は鉄道開業150周年ということで、若干スペシャル感のある乗り放題パスを、18きっぷと徹底比較するとともに、使ってお得な人も紹介しましょう。
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「秋の乗り放題パス」と「青春18きっぷ」の共通点
まずは、乗り放題パスと18きっぷの共通点から説明しましょう。
きっぷが有効であれば、JR線の快速・普通列車、BRT及びJR西日本宮島フェリーが乗り放題です。
JR線が通っていない一部地域では、第三セクター路線も利用できます。
普通・快速列車のグリーン車自由席の利用にはグリーン券が、普通列車指定席の利用には座席指定券が、乗車整理料金やライナー券が必要な列車の利用には別途料金が必要です。
みどりの窓口だけでなく券売機でも購入でき、未使用に限り払い戻せます(手数料が必要)。
きっぷの提示でJRグループのホテルを割引で利用できる等の特典も変わりません。
≪青春18きっぷ 筆者撮影≫
「秋の乗り放題パス」と「青春18きっぷ」の違い
ここからは、乗り放題パスと18きっぷの違いを説明しましょう。
乗り放題パスは年1回のみの販売
乗り放題パスの販売期間は、9月10日~10月21日の1回のみです。
青春18きっぷ(2022年度)の販売期間は、
2月20日~3月31日
7月1日~8月31日
12月1日~12月31日
と3回あります。
乗り放題パスは「2,616円/日」
乗り放題パスは3日間で7,850円、1日あたり約2,616円です。
18きっぷは5回分で1万2,050円、1日あたり2,410円と、乗り放題パスより少しお得になります。
乗り放題パスには子ども料金あり
乗り放題パスを子どもが利用する場合、大人の半額の3,920円で利用できます。
青春18きっぷには、子ども料金の設定がありません。
乗り放題パスはを利用可能
≪画像元:JR東日本≫
乗り放題パスは磁気券ですが、磁気券を投入できる自動改札を利用できます。
熱海駅など18きっぷでの乗降が多い駅では有人改札が混雑しますが、有人改札を通らなくていいのはストレスもありません。
18きっぷは自動改札機を利用できず、有人改札を通る必要があります。
乗り放題パスは複数名での利用不可
乗り放題パスは1枚を複数名で利用することができず、人数分のきっぷを購入しなければなりません。
18きっぷは複数名での利用が可能で、5回分を1日×5名で利用してもOKです。
乗り放題パスは連続する3日間利用可能
乗り放題パスの利用期間は10月1日~10月23日で、きっぷ購入時に利用開始日を指定するタイプです。
利用開始日より連続する3日間利用可能で、飛び飛びの利用はできず、柔軟に使うことができません。
18きっぷの利用期間(2022年度)は、3月1日~4月10日、7月20日~9月10日、12月10日~2023年1月10日です。
利用期間内に5回利用可能で、1名×5日でも5名×1日でも構いません。
利用するごとに、きっぷにスタンプが押されます。
余った回数分を、金券ショップやオークションに出品する人も少なくありません。
乗り放題パスにはお得なキャンペーンあり
≪画像元:JRグループ公式ツイッター≫
乗り放題パスには、お得なキャンペーンがあります。
10月31日までの期間中、「秋・山・木・田」が付く駅を巡ると、限定スペシャルスタンプが手に入ります。
「STATION STAMP」の該当駅が対象です。
≪画像元:JR駅レンタカー公式ツイッター≫
18きっぷには、そのようなキャンペーンはありません。
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乗り放題パスと18きっぷの違いを、表にまとめました。
3日連続利用というのはデメリットかもしれませんが、2~3都市をメインに周遊し、途中下車も挟むような旅行ならば問題ありません。
複数人での利用もできない乗り放題パスですが、1人旅でしたら関係ありません。
子ども料金があるので、親子2人旅というのも悪くありませんね。
自動改札を利用できるのは大きなメリットで、混雑しがちな都市部や観光地の改札で乗降する人におすすめです。
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