カード会社は、最近ゴールドカードに力を入れています。
これまでよりも敷居を低くして、エントリーカードのような立ち位置になりました。
今回は、セゾンカードで誕生した「SAISON GOLD Premium(セゾンゴールドプレミアム)」 を紹介しましょう。
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「セゾンゴールドプレミアム」 誕生!
≪画像元:クレディセゾン≫
7月29日より、クレディセゾンでは新たなゴールドカード「SAISON GOLD Premium(セゾンゴールドプレミアム)」 の募集を開始しました。
セゾンゴールドプレミアムの概要は、以下の通りです。
アメックスブランドのみ、8月下旬から募集を開始します。
概要だけ見ると、一般的なゴールドカードと大差ありません。
セゾンゴールドプレミアムの特徴を紹介
しかし、普通のゴールドカードと異なるメリットが、セゾンゴールドプレミアムにはあります。
その特徴を順番に紹介しましょう。
【特徴1】「映画料金いつでも1,000円」などの優待サービス
≪画像元:クレディセゾン≫
セゾンのゴールドカードには、140万以上の優待から好きなサービスを利用できる「選べるゴールド優待」が付いています。
例えばTOHOシネマズ、ユナイテッドシネマズ、MOVIXなどでの映画観賞が、いつでも1,000円です。
選べるゴールド優待専用サイトから申し込み、セゾンゴールドプレミアムで支払ってください。
【特徴2】コンビニ・カフェで最大5%還元
≪画像元:クレディセゾン≫
年間のカード利用金額に応じて、対象のコンビニ・カフェでのポイント還元率がアップします。
対象のコンビニはセブン-イレブンとローソン、カフェはスターバックス、珈琲館、カフェ・ド・クリエ、カフェ・ベローチェです。
≪画像元:クレディセゾン≫
年間利用金額が15万円未満でも2.5%還元、15万円~30万円で4%還元、30万円以上利用で5%還元されます。
支払いを集中させれば、決して難しくありません。
家族カードの利用分は合算されますので、家族で力を合わせてください。
【特徴3】空港ラウンジ、旅行保険を付帯
≪画像元:クレディセゾン≫
ゴールドカードならではの国内空港ラウンジサービス、もちろんあります。
海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険も、最高2,000万円付帯します。
利用頻度の高い傷害治療、疾病治療もそれぞれ最高300万円と、なかなかの補償額です。
しかも、カード会員でない家族の補償も、カード会員と変わりません。
【特徴4】年間50万円以上利用で1%還元
≪画像元:クレディセゾン≫
カード発行月~翌年同月末の年間利用金額が50万円になるごとに、0.5%分のボーナスポイントがプレゼントされます。
50万円利用ごとにもらえるので、年間100万円利用すれば、ボーナスポイントが2回もらえる計算です。
≪画像元:クレディセゾン≫
コンビニ・カフェで最大5%還元とは別のプログラムですので、年間50万円以上利用すれば、5%+0.5%で5.5%還元されます。
年間100万円以上利用で年会費が永年無料
≪画像元:クレディセゾン≫
さらに、年間100万円以上利用すると、1万1,000円の年会費がずっと無料になります。
加えて、前述のボーナスポイントとして1万円相当の永久不滅ポイントももらえてお得です。
【特徴5】先進的なカード券面
≪画像元:クレディセゾン≫
セゾンゴールドプレミアムは、クレジットカードとして日本で初めてメタルサーフェイスカードを採用しました。
ゴールドの上質な輝きと、金属の質感が表現されています。
本物の金属カードですと、ATMやレジで使えない場合もありますが、プラスチック製ですのでその心配もいりません。
氏名、カード番号、有効期限、セキュリティコードといったカード情報は、裏面に集約されています。
これなら、カード情報を盗み見られるリスクも低いです。
(3/31まで)新規入会&利用で合計最大1万1,000円分もらえる
≪画像元:クレディセゾン≫
セゾンゴールドプレミアムでは、新規入会キャンペーンを実施しています。
まず、2022年8月~2023年3月の期間中、セゾンゴールドプレミアムに入会しましょう。
カード利用で10%(最大8,000円分)還元
カード発行月の翌々月末までに、セゾンゴールドプレミアムを利用してください。
利用金額の10%分の永久不滅ポイントが還元されます(上限8,000円分)。
ただし、後述の30%還元対象の利用先は、こちらの10%還元の対象とはなりません。
対象先でのカード利用で30%(最大3,000円)キャッシュバック
また、カード発行月+5か月間の期間、対象の利用先でセゾンゴールドプレミアムを利用してください。
利用金額の30%分の永久不滅ポイントがキャッシュバックされます(上限3,000円)。
カードブランドによって、対象の利用先が以下のように異なります。
・ Visa:ソフトバンク、ドコモ、au、ワイモバイル、LINE MOBILE、東京電力、北海道電力、東北電力、関西電力、中部電力ミライズ、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力
・ JCB:NETFLIX、hulu、U-NEXT、Amazon Prime Video、ABEMAプレミアム、FOD、BookLive、Paravi、コミックシーモア、 ピッコマ、 めちゃコミック、 まんが王国 、Renta!
≪画像元:クレディセゾン≫
JCBブランドで対象のABEMAプレミアムは、セゾンカードで取得したクーポンコードを使うと、通常960円の月会費が3か月間無料になります。
JCBブランドの方は、チェックしてください。
セゾンゴールドプレミアムの注意点
ここまではメリットばかり紹介してきましたが、もちろんメリットばかりではありません。
デメリットや注意点もしっかり紹介します。
【注意点1】複数枚申し込むことはできない
セゾンゴールドプレミアムを、ブランド違いで2枚持つことはできません。
複数枚申し込んでも、2枚目以降の申込は自動的にキャンセルとなります。
【注意点2】セゾンマイルクラブの対象外
≪画像元:クレディセゾン≫
「セゾンマイルクラブ」に登録すると、以下のように、JALのマイルと永久不滅ポイントがお得にたまります。
・ 1,000円ショッピングごとに10マイル
・ 2,000円ショッピングごとに1ポイント
JALマイラーの方は要注目のプログラムです。
しかし残念なことに、セゾンゴールドプレミアムはセゾンマイルクラブに登録できません。
【注意点3】旅行傷害保険は利用付帯
国内・海外とも、旅行傷害保険は利用付帯です。
パッケージツアーや航空券の支払いを、当該カードで行わないと保険が付帯しません。
【注意点4】通常還元率は平凡
セゾンゴールドプレミアムの還元率は、通常0.5%です。
ヘビーユーザーは還元率をアップさせられますが、ライトユーザーにとっては平凡な還元率かもしれません。
ライバルカードと比較してみた
≪画像元:クレディセゾン、三菱UFJニコス、三井住友カード≫
セゾンゴールドプレミアムと似たスペックのカードは、たくさんあります。
そこでここでは、ライバルカードといえるセゾンゴールド・アメックス(下記表中ではアメックス)、三菱UFJカードゴールドプレステージ(同三菱UFJ)、三井住友カードゴールドNL(同三井住友)と、セゾンゴールドプレミアムを比較してみました。
【セゾンゴールド・アメックス】サービス・補償がより充実
サービスや補償を重視する方は、セゾンゴールド・アメックスがいいでしょう。
セゾンゴールドプレミアムでは利用できないセゾンマイルクラブを、利用できます。
年会費1万1,000円(通常429米ドル)を払えば、海外の空港ラウンジを使えるプライオリティパスをゲットできます。
【三菱UFJカードゴールドプレステージ】ポイント重視の方によりおすすめ
サービスより実利重視の方は、三菱UFJカードゴールドもいいですね。
月3万円利用するだけで還元率が0.6%に、月10万円利用すれば0.75%にアップするのですから。
期間限定ながら、コンビニでの還元率が10%にアップしています。
【三井住友カードゴールド(NL)】より低コストで維持可能
コスト重視でゴールドが欲しい人は、三井住友カードゴールド(NL)です。
通常年会費がお得ですし、年100万円利用すれば年会費が永年無料になります。
家族カードはもとより無料です。
セゾンゴールドプレミアムは「いいとこ取り」のカード
新たなゴールドカード「セゾンゴールドプレミアム」がデビューしました。
悪く言えば中途半端なカードですが、非常にバランスの取れたカードです。
良く言えば、ライバルのいいとこ取りなカードですね。
キャンペーンも活用しつつ、ガンガン利用して年会費を無料にしてください。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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