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実質値上げの影でみつけた 「実質値下げ」の商品


値上げの波が止まりません。

値段は変わらなくても、内容量を減らすことで実質的に値上げをしている商品もみかけます。

しかし、よくみていると「これは実質的には値下げしているのでは 」と感じる商品がありました。

実質値上げの影で みつけた

今回は、実質値上げの影でみつけた実質値下げの商品を紹介します。

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値上げ分以上にレベルアップ 「パスコの超熟」

パスコの超熟

値上げのニュースの中でも、とくに小麦製品や油を多く使った商品の値上げが大きく取り上げられています。

小麦粉をたくさん使うパンは、続々と値上げされています。

パスコで有名な敷島製パンも大幅な値上げに踏み切りました。

毎朝の定番である食パン「パスコの超熟」は2022年納品分から約6%値上げされています。

しかし、パスコの超熟を食べ続けている人は、中身の変化に気がついたのではないでしょうか。

以前の超熟は、使用している小麦粉のうち3%が国産小麦でした。

実はパスコの超熟食パンには、「一般的な食パン」と「国産小麦の食パン」の2種類があります。

筆者の最寄りのスーパーでは、一般的な食パンは1斤約180円、国産小麦の食パンは約330円で売っています。

国産小麦の食パンは、100%国産小麦とバター使用で香りも食感も格別です。

筆者は、特別においしい食パンが食べたいときにだけ奮発して国産小麦の食パンを購入していました。

ところが、一般的な食パンがリニューアルしたのです。

国産小麦の使用率を3%から13%に増やしたのです。

今までよりも小麦の香りがよくなり、食感も変わりました。

パッケージには「おいしさアップ」と書かれていましたが、まさに値段もアップしたけれどそれ以上においしさもアップしたような気がします。

敷島製パンは、2030年までに国産小麦の割合を20%まで引き上げる目標を掲げています

味の好みは人それぞれです。

国産小麦の割合が増えても値上げのマイナスのほうが大きく感じる人もいます。

しかし筆者のように「国産小麦の食パンは特別なときだけ」と思っていた人は、2倍以上のお金を出さないと味わえなかった国産小麦の香りをわずか数十円の値上げで味わえるようになったことは「実質値下げ」とも考えられるのではないでしょうか。

参照:敷島製パン

10%増量続出中 「米」

増量中が目立ちます

スーパーで米を買うとき、最近はよく「500g増量」と書かれていることがあります。

5kgあたり500g増量していれば10%の増量です。

値段は変わらなくても10%も増量されていれば、立派な実質値下げといえます。

4月19日に農林水産省が2021年産の米の取引価格を発表しました。

前年と比べて10%以上も安くなっています。

安くなっている理由は、新型コロナウイルスの影響で業務用の販売が落ちているからだと言われています。

ただ単に「安く買えるからうれしい」と言える背景ではありませんが、食品の値上げが止まらない中で主食である米が安く買えることは確かです。

筆者は、1993年の米不足を経験しています。

当時は米が信じられない値段に高騰しました。

「米がないならパンを食べればいい」とどこかで聞いたような言葉も飛び交いましたが、やはり米は米にしかない味わいがあります。

実質値上げの影で需要が伸びずに値下がりしているものがあります。

「また値上げだよ」と頭を抱えるのではなく、「米の新しいレシピを考えてみよう」と頭を抱えてみると、思わぬ食費節約につながるかもしれません。

参照:農林水産省(pdf)

ほとんど油なのに 「」

牛乳石鹸

油脂も値上げしています。

原油だけでなくサラダ油や油を使った製品も高騰しています。

実は、石鹸はほとんどが油です。

固形石鹸は、油脂に苛性ソーダを混ぜることで石けん素地になります。

そのため筆者は油が高騰すれば固形石鹸の値段は必ず高騰すると考えていました。

実際に数十円の値上げに踏み切った企業もあります。

筆者は牛乳石鹸を愛用しています。

牛乳石鹸は、牛乳石鹸共進社株式会社という明治創業の会社が製造しています。

商品の名前がそのまま会社の名前である通り、製造しているものは石鹸が大部分を占めています。

洗剤や石鹸が続々と値上げしている中で、なぜ牛乳石鹸は値上げの波に乗っていないのでしょうか。

おそらく、その理由は一点集中だからではないでしょうか。

材料を仕入れるにしても一括で大量に購入すれば価格交渉が可能です。

石鹸に一点集中してきたことで固定客を確保してきたことも牛乳石鹸の強みになっているのかもしれません。

油脂が高騰している中で値上げをしていないことは、実質値下げといえるのではないでしょうか。

牛乳石鹸の青い箱には「国産変わらぬやさしさ」と書いてあります。

外国からの輸入品が円安や物流費の高騰で値上がりしている中で、牛乳石鹸は「国産」という強みと持って、値段も「変わらぬやさしさ」を持ち続けてほしいです。

何を節約するべきなのかよく考えよう

実質値上げはステルス値上げともいわれています。

ステルスには「発見されないように」という意味もあり、企業の「値上げせざるを得ない背景」や「値上げに対するうしろめたさ」を感じます。

消費者にとって値上げは嫌なものです。

しかし「値上げの中身」を知ることで、より商品の価値を知ることができます。

値上げの今は「何を節約するべきなのか」を考えるいい機会なのかもしれません。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)

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