メルカリで商品が売れた際、売上金が入るのは受取評価がされた後です。
受取評価は一定期間を過ぎると自動で行われる仕組みなので、永遠に売上が入らないことはありません。
しかし、売上金を使う予定がある方にとっては、
というのが正直な気持ちかもしれません。
受取評価をしてくれない相手に対していくつかの対処をすれば、自動で評価される前に購入者側で受取評価をしてもらえる可能性はあります。
ただし、やり方によっては購入者側が不快に思い、「残念だった」評価をつけられてしまう危険性があるため、慎重に行わなければいけないのです。
では一体どうすれば、トラブルを起こさず速やかに受取評価をしてもらえるのでしょうか。
メルカリ専門家である筆者のノウハウから「コツ」をご紹介します。
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メルカリで受取評価をしてもらえないときの対処法
メルカリで受取評価をしてもらえないときの対処法は、以下のとおりです。
1. 発送後に評価についてひと言伝えておく
メルカリの利用に慣れていない方の中には、商品が届いてから自分で受取評価をしなければいけないことを知らない方もいます。
他のフリマアプリの中には評価が必要ないものもあるため、ルールをよく知らないことが評価をしてもらえない原因であることも少なくありません。
実際、筆者がやり取りした相手の中にも、何人か受取評価が必要なことを知らない方がいらっしゃいました。
そのため、評価が少ないユーザーと取引する際は、発送後にメッセージにて評価について一言伝えておくことをおすすめします。
中には「評価はいつでもいいや」と思ってる方も少なからずいらっしゃいますが、あらかじめひと言伝えておくと、そのような方にも「早めに評価をしよう」と思ってもらえる可能性があります。
ただし、伝え方によっては「商品が届く前から催促された」と気分を悪くさせてしまう可能性があるので注意が必要です。
ていねいに上から目線にならないような文章を心がけ、「届いたら評価が必要なこと」のみを伝える内容にしましょう。
「届いたらすぐに評価をして」「早く評価をしてください」といった内容は控えるべきです。
2. 配達完了日から数日置いてからメッセージを送る
発送方法によっては配達状況の追跡ができます。
メルカリ便ならアプリ内の「取引画面」から確認が可能です。
配達状況を確認し、配達完了になっていることが判明したら、配達完了日から数日置いてメッセージを送るようにします。
出張や外出などにより、商品が届いていてもすぐに確認できない可能性があります。
時計やパソコンなど、動作確認に時間がかかる場合もあるため、配達完了日にすぐ「評価はまだですか」といったメッセージを送るのはおすすめできません。
では具体的にどれぐらい経ってから連絡をすれば良いのでしょうか。
あらかじめ購入者から「◯日に受け取ります」と言われていれば、その日まで待ちます。
「届く日にちによって受け取りが遅れます」と言われているなら、配達完了日から3〜4日ほどは待ったほうが良いです。
特に連絡を受けていない場合は、配達完了日から丸2日経った時点で1度メッセージを送ってみても良いでしょう。
ただし「届いているはずなので早く評価してください」と言った内容ではなく、
など、評価を直接的に催促しない内容で送るのがおすすめです。
ポスト投函の荷物であれば、「ポストに投函されていると思いますので、お忙しい中お手数おかけしますが、ご確認をお願いします」という内容でも良いでしょう。
2日経って連絡を入れるのは早いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、状況をうかがうのが目的であれば、いきなり逆上される可能性は限りなく低いと言えます。
これまで筆者はこの方法で特にトラブルを起こしたことはありません。
3. 追跡できない場合は1週間ほど待ってから連絡
では、追跡ができない場合はどうするべきなのでしょうか。
この場合はいつ届いたかが明確ではないため、発送日から土日を含めて1週間ほど待ってから連絡した方が良いです。
1週間を過ぎて連絡する際は、先ほど説明したとおり、評価を催促するのではなく届いたどうかを確認したり、商品に問題がなかったかを確認したりする内容にしましょう。
離島など発送に時間がかかる地域へ発送した場合は、1週間以上かかる可能性があるため、トラブルを避けるには連絡せず評価を待ったほうが良いです。
このように追跡ができない方法で発送すると、評価が遅くてもすぐに対処ができません。
速やかに取引を終えたいなら、追跡可能な発送方法を選ぶことをおすすめします。
4. メッセージが一切返ってこない場合は事務局に連絡してみる
商品が売れてから1度も購入者からメッセージが返って来ない場合は、事務局に問い合わせてみるのも1つの方法です。
届いた商品に問題があったのか、購入者の身に何かあったのか全くわからないため、出品者としても連絡が取れないのは不安に感じるでしょう。
ただし、メルカリ事務局に負担を与えないために、少しでも評価が遅いときは問い合わせするといった行動は避けてください。
一定期間立てば自動で評価されますので、あくまでも
・ 連絡が一切とれない
・「残念だった」評価があまりにも多い人に買われ、評価をなかなかしてもらえない場合
に限定しましょう。
5. 1度でもメッセージが返って来ていれば8日後に事務局に依頼できる
1度でも購入者からメッセージが返って来ている場合、
・ 購入者からの最後のメッセージから3日後の13時以降
の両方の条件を満たしていれば、事務局に評価を依頼できます。
この場合、自動評価より1日早く売上を手にできるため、条件を満たしていればぜひ利用してください。
専用フォームアプリ内の「取引画面」に表示されます。
評価がされなくても直接「催促」はしない方が良い
自動評価がなければある程度待って催促をしても良いかもしれませんが、メルカリは自動評価があります。
商品を受け取ってから確認をするまでに何日かかるかは個人差があるので、受取評価を直接催促することは、悪い評価をつけられる可能性が高くなるので控えるべきです。
とは言え、確認に時間がかからず、すでに受け取っているのであれば、早く評価して売上金を使いたいと思うのが出品者として正直なところでしょう。
その場合、数日待って「商品は無事手にできたか」「問題はなかったか」を問い合わせると、意外とすぐに評価をしてくれるケースもたくさんあります。
筆者はその方法でトラブルなく、何十人もの方が速やかに受け取りをしてくれました。
言葉使いや文面に注意する必要はありますが、評価がされず困っているならぜひ参考にしていただければと思います。(執筆者:メルカリ取引700回以上 石神 里恵)