エポスゴールドカードはゴールドカード機能を持ちつつ年会費無料(条件あるが、一度無料になると永年)で使える、万人におすすめできる1枚です。
自己名義のカードを13枚持っている私のメインカードでもあります。
優れた特徴を繰り返し「マネーの達人」でご紹介していますが、今回はちょっと角度を変えます。
「エポスゴールドカードのこのサービスは使わないほうがいい、使わなくていい」を、メリットと対比しながらご案内します。
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マルイは使わなくてもいい
エポスカードはマルイ系です。
年4回の「マルコとマルオの7日間」では、マルイ・モディで10%オフとなります。
この大きなメリットを曲解し、若者向けだから、マルイを使わないからと言って避けてはもったいないカードです。
エポスゴールドカードは、カード券面をほぼ見せることなく実店舗で快適に使えます。
用途を決めつけることはありません。
Apple Pay、Google Payでは損をする
Google Payに非対応だったエポスカードですが、2022年2月に「タッチ決済」に対応しています。
Apple Payでは先駆けて、タッチ決済またはQUICPayが使えます。
ですがゴールド会員は、タッチ決済やQUICPayという、カード本体と還元率が変わらない支払方法を使うと、損をします。
有利な使い方をご案内します。
モバイルSuicaで高還元
タッチで支払う同じ手間なら、モバイルSuicaがおすすめです。
加盟店もタッチ決済やQUICPayより多くあります。
次の通りに使うと、圧倒的なポイント還元率となります。
・「選べるポイントアップショップ」に「モバイルスイカ」を登録する(Suicaチャージがポイント3倍で1.5%)
・ Suicaチャージを含み、エポスゴールドカードを年間100万円使う
これで、Suicaチャージが実質還元率2.5%となります。
ポイントボーナスを考慮しなくても、ポイント2倍(1.0%)分、常に得になります。
還元率は、ファミリーボーナスがあるとさらに最大0.3%上がります。
au PAYやd払いも0.5%加算でおすすめ
チャージして使うau PAYはVISAブランドのカードと相性がよくないのですが、エポスカードは例外です。
エポスゴールドカードからau PAYへのチャージはポイント対象ですし、年間利用額にも加算されます。
au PAY利用時の0.5%(Ponta)が加わるので、直接決済よりお得になります。
また、d払いに組み合わせるのもおすすめで、やはり0.5%(dポイント)加算となります。
その他Apple Pay非対応ですが、楽天Edyもau PAYと同じ条件です。
チャージ元としては、チャージ時還元率0.5%の楽天カードに勝ります。
EPOS Pay、エポスプリペイドカードも使わなくていい
エポスの豊富なサービスはまだありますが、年間50万円以上利用するゴールド会員にとって損になるものがあるので、見てみましょう。
EPOS Payは不要
Smart Code加盟店で使えるQRコード決済「EPOS Pay」も、エポスカード直接の場合と還元率に差がありません。
EPOS Payは、貯まったエポスポイントを消化するために使うメリットはありますが、その際のポイント付与がありません。
エポスプリペイドカードも不要
エポスVisaプリペイドカードという、エポスカードからのチャージで使う、クレジットカードタイプのカードがあります。
メリットは次の通り。
・ デザイン豊富
・ エポスポイントからのチャージが可能
・ 利用時ポイント還元率0.5%
・ オートチャージ可
よさそうに思えるのですが、日常使いでは損をします。
チャージ時のポイントがないからです。
家族に持たせると快適に使えそうですが、あいにくこれは規約違反です。
ただ、たまったポイントの利用方法としては、EPOS Payよりは優れています。
利用時のポイントが付くからです。
たまったポイントの使い道は他にある
EPOS Payもプリペイドカードも、ポイント消化の手段としては便利です。
ただ、エポスのポイントの使い道は、他にいい方法があります。
・ dポイント、Pontaに等価交換
・ ANAマイルへの交換率が「1:0.6」と恵まれている
こちらをおすすめします。
特にゴールド会員の場合ポイントが無期限なので、ANAマイル交換は非常にいい方法です。
年間利用100万円を超えると損
「使わない方がいい」方法を見れば見るほど、カードの能力が明らかになります。
そんなエポスゴールドカードですが、あまりにも多額を使うと、やはり損します。
年間100万円利用でもらえる「1万ポイント」で、ポイントボーナスが打ち切りとなるからです。
それより多く使うと、次の通り実質還元率が下がっていきます。
・ 年間100万円利用 → 1.5%
・ 年間200万円利用 → 1.25%
・ 年間300万円利用 → 0.83%
300万円など多額を使う場合、エポスプラチナカードのインビテーションが来ているはずですので、年会費2万円(割引額)のそちらに乗り換えることをおすすめします。
エポスゴールドカードのデメリットは、すべてメリットの裏返しです。
キャッシュレス生活の中心に、ぜひご活用ください。(執筆者:沼島 まさし)
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