新年度、新学期は新たに定期券を購入する時期です。
決して安くはない定期券、せっかくなら少しでもお得に購入し、そしてお得が続くように使えたらうれしいですよね!
この記事では、定期券を上手に買い、うまく使いこなすための工夫を5つ紹介します。
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工夫1:クレジットカードで購入する
王道ですが、クレジットカードで定期券を購入することで、クレジットカードのポイントが貯まります。
通勤定期券の購入であれば、恐らくほとんどの場合が万円単位の決済となることでしょう。ポイント還元のチャンスを逃す手はありません。
利用する鉄道会社が運営するクレジットカードで定期券を購入すると、さらにポイントが優遇されるケースもあります。
例えば、JR東日本系列のVIEWカードでモバイルSuica定期券を購入すると、ゴールドカードで4%、通常カードでも3%のポイント還元が受けられます。
工夫2:なるべく有効期限の長いものを買う
例えば、東京ー横浜間の通勤定期券を例に取ると、
1か月 1万4,170円
3か月 4万370円
6か月 6万7,980円
3か月定期だと1か月あたり1万3,456円となり、1か月定期で買うよりも一月あたり約5%オフ。
6か月定期だと1か月あたり1万1,330円となり、1か月定期で買うのに比べて一月あたりなんと約20%もお得になります。
勤務地の変更予定がなければ、6か月で買ってしまうのが賢いですね。
有効期限の長い定期券を買うと失くした時が心配という方もいらっしゃると思いますが、ICカードの定期券は紛失した定期券を利用停止にした上で、再発行が可能です。
再発行する場合、カードタイプの定期券では、再発行手数料520円と、新しいカードのデポジット500円が必要ですが、モバイルICカードでは特に手数料はかかりません。
スマートフォンを買い直す費用はかかります…
一昔前の磁気タイプではなくICカードの定期券になったことで、高額の定期券を紛失して買い直すリスクがぐっと下がりました。
工夫3:お得に使える経路、範囲をチェックして購入する
自宅から目的地までの間に複数の経路があり、運賃や時間も大きく変わらない場合。
帰りの寄り道で降りる駅のことまで考えて経路選びをするとよいでしょう。
筆者は日頃、東京の東側、総武線エリアから渋谷まで通勤しています。
通常だと、自宅の最寄りから、代々木を経由し渋谷までの通勤定期券となりますが、これを新宿経由となるよう設定して購入しています。
通常では表示されない経路ですが、モバイルSuicaのサポートに依頼したら設定してもらえました。
通常と比べて1か月あたり1,000円強高くなり、またこの分は会社の交通費支給の対象外のため自腹での費用追加となりますが、月4回以上新宿で降りれば元が取れます。
定期券範囲の少し先によく行く駅がある場合、その駅まで定期券を買ってしまった方がお得になるかもしれません。ぜひ計算してみることをおすすめします。
工夫4:同じ運賃で買える一番遠い駅まで買う
乗り越す時のことを想定した話になりますが、時々定期券の範囲の先まで乗り越し精算をすることがある場合。
同じ運賃で買える範囲の1番遠い駅まで定期券を買っておくと、乗り越し精算の運賃が安くなります。
例えば。筆者は以前、新宿の会社に勤めていましたが、定期券についてはあえて一駅先の大久保までの設定にしていました。自宅の最寄り駅からの運賃は同じです。
時々用事があって、中央線の武蔵境に行くことがあったのですが、いずれもICカード運賃で
大久保 ー 武蔵境 220円
新宿 ー 武蔵境 308円
と、一駅先からの乗り越しになることで、片道88円、往復するたびに176円、お得になっていました。たまにでも乗り越し精算をする機会のある方は、要チェックです。
工夫5:モバイルタイプの定期券にする
普段からICカードタイプの定期券を使う場合、定期券の範囲外についても、そのICカードを使って移動する方がほとんどでしょう。
JR東日本の場合、定期券の範囲外、Suicaの入金残高を使って在来線に乗車することでJRE POINTが貯まりますが、カードタイプのSuicaだと200円で1ポイント還元となるのに比べて、モバイルSuicaだと50円ごとに1ポイント貯まります。
通常使うSuicaをモバイルタイプにするだけで還元率が大幅アップするので、まだカードタイプのSuicaを使っている方は、更新のタイミングでモバイルSuicaに切り替えてみてはいかがでしょうか。
どれも大きな費用はかからないので、ぜひご自身のケースに合うものを選んで試し、少しでも節約につなげてください。(執筆者:星澤 美衣)
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