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「PayPayあと払い」とは「PayPayカード(カードレスタイプ)」のこと 実際に申し込んでみた


2022年2月1日より、「PayPayあと払い」が始まりました。

すでにPayPayでクレジットカード決済している人からすると、仕組みもメリットも、よくわからないかもしれません。

簡単に言ってしまうと、PayPayあと払いは「カードレスタイプのPayPayカード」です。

PayPay公式の説明から抜粋して説明すると、

・ 当月に利用したPayPay支払金額を翌月まとめて支払える(掛け売り)

・ 事前チャージ不要

・ 18歳以上(高校生除く)のみ利用可。審査を経る必要あり。

・ リボ払い可能

PayPayあと払いを解剖していきます。

PayPayあと払い

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PayPayあと払いはクレジットカード

最近、掛け売り手段が多様化してきました。

NP後払い、メルペイスマート払いをはじめとする、クレジットカード以外の掛け売りも増えてきました。

PayPayあと払いもまた非クレカ掛け売りの一種かと思うと、実はJCBブランドのクレジットカードです。

PayPay陣営として見せ方を工夫したようですが、かえってキャッシュレスに詳しいユーザーほど理解しづらい存在になりました。

「チャージ不要」とあるものの、クレジットカード払いがチャージ不要なのは当たり前です。

リボ払い可能なのも、クレジットカードだからです。

正体は、現在流行中のカードレスクレカ

三井住友カード(CL)や、VISA LINE Payクレカ(カードレスタイプ)など、実体を持たないクレジットカードが流行しています。

バーチャルカードとも言います。

PayPayあと払いは、この一種です。

公式でも「PayPayあと払い」と「PayPayカードのバーチャルカード」が分けて書かれているのでまたしてもわかりにくいのですが、PayPayあと払いとは、PayPayバーチャルカードをPayPayで決済する仕組みのことを言います。

紹介媒体のミスリード

さらに誤解を招く、紹介記事がありました。

PayPayへの残高チャージができない銀行も、PayPayあと払いなら引落し口座に設定できると書かれています。

「三菱UFJ銀行や楽天銀行口座も、PayPayあと払いに対応している」という意味なのですが、これらの銀行でクレジットカードの引落しができるのは当たり前のことです。

これを読み、「銀行口座があればカード抜きで掛け売りができる」と誤解した人もいそうです。

PayPayあと払いの効果

PayPayあと払いの意味が理解できたところで、利用する効果についてです。

次の通りです。

・ カード還元率 → なし(ただしPayPayカードをバーチャルカードとしてオンライン決済の場合、1.0%)

・ PayPay利用時の基本還元率 → 0.5%

・ PayPayステップ対象(前月利用実績に基づき、0.5~1.5%のPayPayボーナス付与

・ PayPayへチャージ可能(PayPayボーナスライト)

・ PayPayへのオートチャージ不可

・ 入会キャンペーン → 500円相当のPayPayボーナス

・ 利用キャンペーン (1)  → PayPayあと払い利用でPayPayボーナス1.0%付与

・ 利用キャンペーン (2) → PayPayあと払い利用でPayPayボーナスが1.5%付与(超PayPay祭)

※ 利用キャンペーンは3月31日まで。(1) (2) 併せての付与上限は、1回および1か月につき2,500円。

PayPayあと払い自体の入会キャンペーンは少額です。

ただし、PayPayカードのプラスチックカードを新規に申し込むと、入会と利用とで最大1万円相当のPayPayボーナスをもらえるキャンペーン実施中です。

PayPayカードをすでに利用している人の場合、PayPayあと払いの申込準備が整っていません。

後日可能となる見込みです。

実際に申し込んでみた

スタートの2月1日、実際に私もPayPayあと払いを申し込んでみました。

PayPayアプリの「あと払い」からです。

予告と違いトップページには出ていなかったものの、「機能一覧」の「生活」カテゴリにアイコンがあります。

私はヤフーカードの元会員のため、PayPayカードのプラスチックカードを申し込んでも入会キャンペーンはありません。案内されましたがスルーします。

Yahoo!アカウントは参照しないので、氏名住所職業等、一から入力を求められました。

PayPay残高にチャージ不可の楽天銀行を、支払口座にオンライン設定してみました

他の銀行と違いがあるわけではありません。

初日のため混雑していたようで、審査が10分では済まなかったものの、1時間以上経って審査通過のメールが来ました。

結果、こうなりました。

・ JCBブランドのバーチャルカードが発行された(PayPayアプリの「支払い方法の管理」「PayPayあと払い」を選択すると表示される(SNS認証が必要)

・ Yahoo!ウォレットの支払い方法に登録された

・ PayPayアプリ「支払い方法の選択」に、PayPayあと払いが追加された

PayPayあと払いは使うべき?

入会したものの、把握した情報に抜けがないかの確認が最大の目的でした。

利用キャンペーンがあるので3月までは積極的に使うつもりですが、PayPayあと払いにそれ以外の魅力は感じていません。
このサービスが役立つ人を想像してみましたが、結論は「いない」です。理由は次の通りです。

・ PayPayヘビーユーザー → すでにPayPayカードを使っている

・ PayPayライトユーザー → 劇的に新たな利用方法が生まれたわけではない

前述のごとく入会キャンペーンと、利用キャンペーンがあるので、これを狙って申し込むのはありでしょう。

プラスチックのPayPayカードをすでに持っているヘビーユーザーでも、最大5,500円もらえます

そしてライトユーザーは、今まで通り、次の使い方がベストと考えます。

・ PayPayしかキャッシュレス手段のない小規模店舗 → PayPayに他社クレジットカードをセットして支払う

・ PayPay大型還元キャンペーン(残高払い限定) → 銀行チャージまたは現金でチャージし、残高払いで支払う

もちろん、大型キャンペーン時にPayPayあと払いを組み合わせ(またはチャージし)てもいいのですが、請求が遅くなる以外、Wポイント等の積極的なメリットがないのです。

「お金がなくても払える」のもメリットには違いないものの、あまりいい使い方ではありません

PayPayあと払いは、キャッシュレス界を劇的に変えるものでなく、ささやかな存在だというのが筆者の結論です。

無理に持つ必要はないでしょう。(執筆者:沼島 まさし)

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