父・習仲勲の執念 深セン経済特区40周年記念に習近平出席(2)【中国問題グローバル研究所】
◇以下、遠藤 誉所長の考察「父・習仲勲の執念 深セン経済特区40周年記念に習近平出席(1)【中国問題グローバル研究所】」の続きとなる。
———
◆グレーターベイエリア、特に深センを中心に法定デジタル人民元実現を狙う習近平
習近平が深センを「先行モデル区」に指定したのは2019年8月18日で、香港デモが燃え盛る真っ只中のことである。昨年8月19日のコラム<「こっちの水は甘いぞ!」——深センモデル地区再指定により香港懐柔>(※2)にも書いたように、香港を懐柔する目的があったのは事実だ。人口が全中国の5%しかないのに、国家全体のGDPの12%を生み出している現実も大きい。
しかしそれ以上に習近平の狙いは中央銀行が発行する法定デジタル人民元の実現にある。
今月26日からは第19回党大会五中全会が開催され(~29日)、来年の全人代で発表される新しい第14次五ヵ年計画の内容が決定されるが、実は法定デジタル人民元構想は2016年に発表された第13次五ヵ年計画の中に「ブロックチェーン技術」という形で盛り込まれている。
2019年10月24日の中共中央政治局学習会議で、習近平は「ブロックチェーンを核心的技術の自主的なイノベーションの突破口と位置づけて、ブロックチェーン技術と産業イノベーション発展の推進を加速させよ」と述べた。
その後、法定デジタル人民元は深センなど4つの都市で試行的使用が試みられ、今年10月12日には深センで市民が参加する法定デジタル人民元の大規模な実証試験を始めた。総額1000万元(約1億6000万円)の法定デジタル通貨を抽選で5万人の市民に「紅い封筒」を通してネットで配布するという具体的な試みだ。
中国の現行の人民元に対するデジタル支払い(キャッシュレス)は世界トップクラスで、2018年の支払い金額が39兆ドル(約4290兆円)であるのに対し、アメリカは1800ドル(約19.8兆円)でしかない。中国の0.46%だ。
中国の最終的な狙いは、現行の人民元では絶対に現在のドル基軸には勝てないので、法定デジタル人民元を用いて「米ドル覇権」を崩そうということにある。
それをグレーターベイエリア、特に深センを中心に展開していこうという狙いが、この深セン訪問に込められている。
◆リスキーな「一帯一路」沿線国を逆利用し、法定デジタル人民元の普及を狙う
中国国内で使われたとしても、それが国際社会で流通しなければ国際通貨としての価値は生まれない。特に通貨が流通するには、「その国家への信用度」が何よりも不可欠だ。
人権問題や香港国安法問題などで、民主的だった習仲勲とは全く逆の方向に動き、国際的信用を失っている習近平政権に、そのようなことができるはずがないと誰でもが反射的に思うだろう。
しかしコロナで人が現金を使わなくなっただけでなく、中国は一帯一路沿線国の内の発展途上国に対して、コロナ流行のために負債返還の減免を今年6月7日に宣言した。マスク外交で一帯一路を「健康シルクロード」と名付けている。これがやがて「法定デジタル人民元シルクロード」となるべく、習近平は虎視眈々と狙っているのだ。
隠された骨格にあるのは、実は中国が債権を持っている大多数の国は「信用格付け」(金融商品または企業・政府などの信用状態に関する評価を簡単な記号または数値で表した等級)すらされてない国がほとんどだということだ。どの国もあまりにリスキーなために、これらの国にお金を貸さない、その危険性を押して中国はお金を貸している。
つまり信用格付けさえ成されてないような国では、自国の銀行への信用どころか、自国の貨幣をさえ信用してない。したがってそのような国の国民は、今でも既に経済的強国である中国の人民元をキャッシュレスで使い、その方が安心だと思っているのである。
それらの国で使われている現行の人民元を中国の中央銀行が発行する法定デジタル人民元に置き換えれば、相当数の国家の流通通貨になっていく。
それが世界的信用を得る所に行くのはなかなか困難で、遠い道のりがあると思うが、そのためにも中国は日本を中国側に引き付けておきたいのである。
菅内閣の舵取りの分岐点は、ここにも潜んでいる。
中国のシャープパワーに取り込まれている自民党の二階幹事長が背後にいる限り、習近平を国賓として招聘すると主張し続けた安倍内閣の危なさは今もなお残っており、そこから目を離すことはできない。
(なお、習近平の狙いとデジタル人民元に関しては、白井一成氏との共著『ポストコロナの米中覇権とデジタル人民元』で詳述した。)
(本論はYahooニュース個人からの転載である)
写真:ロイター/アフロ
※1:https://grici.or.jp/
※2:https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20190820-00139147/
<RS>
あのちゃん、SNSに書かれ「本当に嫌」な言葉を告白「悪口ってみなされないと思って…」
大谷翔平、6試合ぶり44号「ボールよく飛ぶ」標高1600m敵地クアーズフィールドで1発
「重大な規約違反が発覚」でメンバー脱退のグループ、メンバー全員が卒業へ
米司法省、ワシントンの犯罪統計を調査へ トランプ氏「偽の件数」
「勝手に夢見る風土病」 北朝鮮・金与正氏、韓国との対話を否定
大谷翔平、第3打席は冷静に四球を選んで出塁 常識外れの衝撃44号弾丸アーチで球場ざわつく
数十年に1度咲く? リュウゼツラン、駅ホームで黄金色に輝く 福岡
タリーズコーヒーが、創業日を記念した期間限定商品を発売
鈴木誠也、ブルワーズとのダブルヘッダー第1試合は2打数無安打も2四球2得点 勝利に貢献
極限の乾燥環境に挑む!「est」のベーシックラインがさらに進化しました
新幹線“キセル乗車” 驚がくの手口とは
水卜麻美アナ、生放送で突如号泣 スタジオ騒然 大粒の涙ボロボロこぼし「ごめんなさい…」
あのちゃんが実名告白「もっと笑顔にしたい」38歳元アナ女優「めっちゃ暗い、何かたまってる」
細木数子さんに「うるせーな、クソババア!」暴言吐いた62歳女性芸人「上から言われたので…」
「けしからん格好」23歳タレント“衝撃バストライン”に悶絶の声「奇跡のスタイル過ぎる」
大谷翔平が提訴された不動産巡る訴訟 投資会社が自社に全責任と主張「異議申し立ては根拠ない」
カンニング竹山「アッコにおまかせ」生放送を急きょ欠席 和田アキ子「さっき電話しましたけど」
<1分で解説>福山雅治さん、フジ「不適切会合」への出席認める
体の一部切除手術の起業家グラドル、大胆ピンク色のビキニ大公開!プールサイドに乗り上げ強調
松本人志飲み会参加元セクシー女優、怒りの投稿「こうゆう奴は地獄に落ちてほしい」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
新幹線“キセル乗車” 驚がくの手口とは
オードリー若林結婚で嫁の名前がソッコーで特定する動き始まる
水卜麻美アナ、生放送で突如号泣 スタジオ騒然 大粒の涙ボロボロこぼし「ごめんなさい…」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
大谷翔平と代理人バレロ氏が訴えられる、ハワイの高級リゾート住宅建設プロジェクトを巡り
二階堂ふみとカズレーザーが結婚を発表
あのちゃんが実名告白「もっと笑顔にしたい」38歳元アナ女優「めっちゃ暗い、何かたまってる」
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
サンモニ膳場貴子が「失言生謝罪」の青木理氏に“17文字”でコメント

あのちゃん、SNSに書かれ「本当に嫌」な言葉を告白「悪口ってみなされないと思って…」
大谷翔平、6試合ぶり44号「ボールよく飛ぶ」標高1600m敵地クアーズフィールドで1発
「重大な規約違反が発覚」でメンバー脱退のグループ、メンバー全員が卒業へ
米司法省、ワシントンの犯罪統計を調査へ トランプ氏「偽の件数」
「勝手に夢見る風土病」 北朝鮮・金与正氏、韓国との対話を否定
大谷翔平、第3打席は冷静に四球を選んで出塁 常識外れの衝撃44号弾丸アーチで球場ざわつく
数十年に1度咲く? リュウゼツラン、駅ホームで黄金色に輝く 福岡
タリーズコーヒーが、創業日を記念した期間限定商品を発売
鈴木誠也、ブルワーズとのダブルヘッダー第1試合は2打数無安打も2四球2得点 勝利に貢献
極限の乾燥環境に挑む!「est」のベーシックラインがさらに進化しました