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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、貸出増加率の鈍化などが景気の先行き不安をやや強めた


17日のBRICs諸国の株式市場は、多くの要因で動きが見られた。ブラジルではボベスパ指数が0.30%下落し、中東情勢の緊迫化や海外株の下落が売り圧力を強めた。一方、ロシアのMOEX指数は1.87%上昇し、原油価格の上昇と中国の景気対策への期待が好影響をもたらした。インドのSENSEX指数は0.26%下落し、貸出増加率の鈍化や失業率の上昇が原因で景気の先行きに対する不安が強まった。中国の上海総合指数は0.04%のわずかな下落に留まり、中東の地政学リスクが相場を押さえる一方で、和平交渉への期待も見られた。いくつかの市場は外部環境の不透明感に影響されている。

*09:44JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、貸出増加率の鈍化などが景気の先行き不安をやや強めた 【ブラジル】ボベスパ指数 138840.02 -0.30%
17日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比415.89ポイント安(-0.30%)の138840.02で引けた。日中の取引レンジは138,293.11-139,496.64となった。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。中東情勢の緊迫化懸念の再燃が警戒され、売りは優勢。また、海外株の下落もブラジル株の売り圧力を強めた。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇などが指数をサポートした。

【ロシア】MOEX指数 2788.94 +1.87%
17日のロシア株式市場は反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比51.11ポイント高(+1.87%)の2788.94となった。日中の取引レンジは2,730.27-2,791.03となった。

売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が好感され、資源銘柄を中心に買いが広がった。また、中国当局が景気対策を追加するとの観測も支援材料。一方、海外株の下落などが指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 81583.30 -0.26%
17日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比212.85ポイント安(-0.26%)の81583.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同93.10ポイント安(-0.37%)の24853.40で取引を終えた。

売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。貸出増加率の鈍化などが景気の先行き不安をやや強めた。また、失業率の上昇も嫌気された。ほかに、海外市場の下落がインド株の売り圧力を強めた。

【中国】上海総合指数 3387.41 -0.04%
17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.32ポイント安(-0.04%)の3387.41ポイントと小反落した。

外部環境の不透明感が重しとなる流れ。中東地域の地政学リスクが依然くすぶっている。イランとイスラエルの軍事衝突を巡っては、和平交渉の動きが伝わるなど沈静化の期待が高まっていたものの、ここにきて再び混迷化した。攻撃の報復が治まる気配はなく、イスラエルはイラン首都テヘランへの空爆を強化。トランプ米大統領は17日午前(日本時間)、自身のSNSに「テヘランから全員退避するべきだ」と投稿した。


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