starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、米中対立の激化が嫌気


10月10日のブラジル株式市場は、米中対立の激化が嫌気されボベスパ指数が1.13%下落し126,354.75で取引を終えた。また、米国株と原油価格の大幅安、通貨レアル安も市場に影響を及ぼした。一方、ロシア株式市場はMOEX指数が4.29%上昇。米の追加関税一時停止が好材料とされ、買い戻しが進んだ。中国本土では上海総合指数が1.16%上昇。李強首相の積極的経済政策への期待感が市場を支え、政府系投資会社の中国株買い増しや金融緩和の観測も後押しとなっている。米中の関税応酬が続く中、デカップリングの懸念も浮上しているが、中国は国内産業支援を強化する動きを見せている。

*09:49JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、米中対立の激化が嫌気 【ブラジル】ボベスパ指数 127795.93 +3.12%
10日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1441.18ポイント安(-1.13%)の126354.75で引けた。日中の取引レンジは124,894.76-127,796.75となった。

売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。米中対立の激化が嫌気され、売りは広がった。また、米株や原油価格の大幅安も警戒された。ほかに、通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料となった。

【ロシア】MOEX指数 2764.28 +4.29%
10日のロシア株式市場は反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比113.59ポイント高(+4.29%)の2764.28となった。日中の取引レンジは2,650.69-2,801.19となった。

高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。最近の急落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、米追加関税の一時停止なども買い安心感を与えた。一方、米中貿易摩擦の深刻化や原油価格の下落が指数の足かせとなった。

【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 3223.64 +1.16%
10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比36.83ポイント高(+1.16%)の3223.64ポイントと3日続伸した。

前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が引き続き支えとなっている。李強・首相は9日、外的要因で中国経済の安定運営に逆風が吹く中、積極的な経済政策の必要性を強調している。また、トランプ米政権の追加関税に対応するため、中国指導部は10日に臨時会合を開くとも伝わった。足元では当局が株価対策を矢継ぎ早に発表。「国家隊」と呼ばれる複数の政府系投資会社(SWF)は9日まで3日連続で中国株ETF(上場投資信託)を買い増ししたほか、中国本土の上場企業が続々と自社株買い、または大株主による上場企業株の買い増しを明らかにした。また、預金準備率や金利の引き下げなど、金融緩和が早期に実施されるとの観測も高まっている。米中の関税応酬に歯止めがかからない中、経済的なつながりを分断する「デカップリング」が警戒されるものの、かえって当局は国内産業の支援・育成の方針を強めるとの見方も広がった。


<CS>
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.