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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は5日ぶりに反落、連日の上昇で高値警戒感が強まり


24日のBRICs市場の動向では、ロシアとインドの株式市場が反落しました。一方、中国本土は反発しました。ロシア株式市場のMOEX指数は2690.96で、5日ぶりに反落しました。これは、連日の上昇による高値警戒感が原因で、利益確定売りが優勢でした。 インドではSENSEX指数が小幅に下落しました。ルピーの対ドル最安値更新や、外国人投資家の売り継続が影響しています。 中国の上海総合指数は1.26%上昇しました。中国の金融緩和期待や政府の財政支出拡大の発表が、反発の背景にあります。

*09:49JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は5日ぶりに反落、連日の上昇で高値警戒感が強まり 【ブラジル】休場


【ロシア】MOEX指数 2690.96 -0.43%
24日のロシア株式市場は5日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比11.52ポイント安(-0.43%)の2690.96となった。日中の取引レンジは2,678.86-2,722.65となった。

中盤はプラス圏を回復したが、終盤はマイナス圏に転落した。連日の上昇で高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、欧米市場がクリスマス休暇の準備などでロシア市場も閑散取引となった。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 78472.87 -0.09%
24日のインドSENSEX指数は小反落。前日比67.30ポイント安(-0.09%)の78472.87、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同25.80ポイント安(-0.11%)の23727.65で取引を終えた。

前半はプラス圏で推移したが、終盤はマイナス圏に転落した。通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料。ルピーの対米ドルレートは連日で過去最安値を更新した。また、外国人投資家(FII)の売り継続も指数の足かせに。FIIはこの日まで7日連続の売り越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3393.53 +1.26%
24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.27ポイント高(+1.26%)の3393.53ポイントと4日ぶりに反発した。

自律反発狙いの買いが先行する流れ。上海総合指数は前日まで3日続落し、11月29日以来、約3週ぶりの安値水準に落ち込んでいた。中国の金融緩和に対する期待感も追い風。中国では近く、預金準備率が引き下げられるとの観測が広がっている。また、中国財政部が24日、消費押し上げに向け、2025年の財政支出を加速すると発表したこともプラス材料だ。人民元安の進行や米国の対中圧力を警戒し、朝方は上値の重い場面もみられたが、指数は上げ幅を徐々に拡大させている。


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