概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、MOEX指数が過去最高値水準で推移

【ブラジル】
休場

【ロシア】MICEX指数　3805.45　-0.32％
3日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比12.23ポイント安(-0.32％)の3805.45で取引を終了した。3837.73から3777.98まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。MOEX指数が過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売りが優勢。また、米ロ対立への懸念が高まっていることも指数の足かせとなった。ロシア財務省はこのほど、国民福祉基金のポートフォリオの中、米ドル資産をこれまでの35％から0％に引き下げる方針を示した。一方、国内外経済の回復期待などが引き続き指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数　52232.43　+0.74％
3日のインドSENSEX指数は強含み。前日比382.95ポイント高(+0.74％)の52232.43、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同114.15ポイント高(+0.73％)の15690.35で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。外国人投資家（FII）の買い越しが指数をサポート。FIIはこの日、2日連続の買い越しとなった。また、景気対策への期待が高まっていることも引き続き支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数　3584.21　-0.36％
3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.93ポイント安（-0.36％）の3584.21ポイントと続落した。

様子見ムードが広がる流れ。中国では週明け7日に5月の貿易統計、9日に同月の物価統計などが公表される。本日発表された財新5月中国非製造業PMI（民間集計）が55.1となり、市場予想（56.2）以上に前月実績（56.3）から低下しただけに、来週公表予定の指標を見極めたいとするスタンスが強まった。

＜CS＞