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1日の中国本土市場概況:上海総合1.8%高で反発、金融セクター上げ主導


1日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比60.18ポイント(1.77%)高の3451.94ポイントと反発した。約2年10カ月ぶりの高値水準を回復している(上海A株指数は1.78%高の3618.41ポイント)。


官民の指標上振れが好感される流れ。前日公表された11月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)が予想を上回ったことに続き、この日発表された同月の財新中国製造業PMI(民間集計)は54.9となり、低下予想(53.5)に反し前月(53.6)から上昇した。約10年ぶりの高い水準に達している。中国景気の持ち直しが改めて意識された。(亜州リサーチ編集部)


金融株が上げを主導する。招商銀行(600036/SH)が4.5%高、中国工商銀行(601398/SH)が2.8%高、中国平安保険(601318/SH)が3.7%高で引けた。


ハイテク株も急伸。ディスプレイ基幹部品の彩虹顕示器件(600707/SH)がストップ高、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が9.2%高、ソフト開発の中国軟件与技術服務(600536/SH)が4.2%高で取引を終えた。医薬品株、消費関連株、空運株、自動車株、インフラ関連株、不動産株、素材株、防衛関連株なども買われている。


外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が0.12ポイント(0.05%)高の238.12ポイント、深センB株指数が24.31ポイント(2.35%)高の1057.42ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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