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10日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で反落、自動車セクターに売り


10日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比13.59ポイント(0.40%)安の3360.15ポイントと反落した。(上海A株指数は0.40%安の3521.70ポイント)。


指標下振れが重し。寄り付き直後に公表された10月の中国物価統計では、企業活動の目安となる生産者物価指数(PPI)がマイナス2.1%と、予想を超えた低下率だった。また、指数は前日までの上昇ピッチが急だったこともあり、売り圧力も意識されている。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。米中関係の改善期待が根強く、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、自動車が安い。上海汽車集団(600104/SH)が5.8%、長城汽車(601633/SH)が4.3%ずつ下落した。半導体株もさえない。IC設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が6.1%安で引けた。証券株、医薬品株、公益株、防衛関連株、インフラ関連株、不動産株などの一角も売られている。


半面、空運株は高い。中国国際航空(601111/SH)が6.3%上昇した。ホテルや飲食のレジャー関連株、食品飲料株、エネルギー株、銀行・保険株も買われている。


一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が0.73ポイント(0.29%)安の252.12ポイント、深センB株指数が3.88ポイント(0.40%)安の956.64ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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