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3日の中国本土市場概況:上海総合1.8%高で続伸、ITハイテク株に買い


週明け3日の中国本土市場は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比57.96ポイント(1.75%)高の3367.97ポイントと続伸した(上海A株指数は1.75%高の3530.18ポイント)。約3週ぶりの高値水準を回復している。(亜州リサーチ編集部)


先週末の好地合いを継ぐ流れ。7月30日に開かれた中国共産党の中央政治局会議では、2020年下半期の政策運営方針が確認されている。うち財政政策に関しては、「より積極的で効果的なものとし、実効性を重視する」とした。中国景気の持ち直しも意識される。朝方公表された7月の財新中国製造業PMI(民間集計)は予想(51.1)を上回る52.8で着地し、約9年半ぶりの高水準に達した。

業種別では、ITハイテク関連が急伸。電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)とソフト開発の中国軟件与技術服務(600536/SH)がそろってストップ高、半導体組立・検査で中国トップの江蘇長電科技(600584/SH)が7.0%高で引けた。米当局が中国産ソフトウエアに規制圧力をかけると懸念されるなか、逆に、「中国政府は支援強化に打って出る」との思惑が広がっている。ポンペオ米国務長官は2日、「動画共有アプリのティックトックなど中国製ソフトウエアは、中国共産党に個人情報を直接流す恐れがあり、米国の安全保障に脅威だ」と指摘。「トランプ政権は近く、規制措置を取る」と米メディアのインタビューに答えた。上海市場のハイテク企業向け市場「科創板」では、7月23日に算出・公表開始した上海科創50(Star50)が7.3%上昇し、過去最高値を更新した。

証券株も高い。海通証券(600837/SH)が4.6%、中国銀河証券(601881/SH)が4.0%ずつ上昇した。このほかメディア関連株、運輸株、自動車株、防衛関連株、銀行・保険株、不動産株、医薬品株、インフラ関連株など幅広く買われている。

他の個別株動向では、取引再開した海爾智家(ハイアール・スマートホーム:600690/SH)がストップ高。グループ傘下の海爾電器集団(ハイアール電器:1169/HK)を株式交換で買収し、香港マーケットに重複上場するという計画が好感された。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が4.20ポイント(1.77%)高の242.10ポイント、深センB株指数が11.14ポイント(1.20%)高の940.43ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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