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25日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で3日ぶり反発、貴州マオタイ1.8%上昇


25日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比14.01ポイント(0.48%)高の2954.93ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、14.75ポイント(0.48%)高の3095.80ポイントで取引を終えている。

中国人民銀行(中央銀行)の資金供給スタンスが改めて好感される流れ。人民銀は25日、リバースレポを通じ300億人民元の資金を市場に供給した。資金供給は今週に入り5日連続。期日到来分との差し引きでは、週間で5600億人民元(約8兆6200億円)の供給超となる。

米中通商協議の進展も期待された。米中両国は25日、閣僚級の電話協議を行う予定。米メディアは24日、「中国は米国と部分合意で調印した場合、1年目で少なくとも200億米ドル規模の米農産品を購入する意向」と関係者の話として報じた。注目されていた昨夜のペンス米副大統領講演に関しては、市場で不安視されていたほど過激なものではなかったとの見方が優勢。ペンス氏は香港の民主化デモを巡る中国の対応などを批判したものの、「中国との対決を求めていない」とし、米中両国は関係を強化する必要があるとの認識を示した。同氏は講演後、「トランプ米大統領は中国との通商合意を楽観している」と語ったという。

業種別では、消費関連の上げが目立つ。調味料メーカーの海天味業(603288/SH)が2.6%高、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が2.0%高、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.8%高で引けた。医薬品株も高い。大手製薬会社の江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が5.8%上昇した。素材株、自動車株、不動産株、ハイテク株、証券株なども買われている。

一方、外貨建てB株は値下がり。上海B株指数が1.10ポイント(0.42%)安の263.61ポイント、深センB株指数が0.64ポイント(0.07%)安の909.99ポイントで終了した。

【亜州IR】




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