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8日の香港市場概況:ハンセン0.5%高で反発、中国生物製薬7.1%上昇


連休明け8日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比140.83ポイント(0.47%)高の30077.15ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も101.28ポイント(0.87%)高の11793.65ポイントとそろって反発した。売買代金は1215億1400万香港ドルに拡大している(4日は1089億9200万香港ドル)。

内外環境の改善で投資家心理が上向く。3月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が予想以上に増える一方、平均時給の伸びは緩やかにとどまった。米景気拡大が続いているなかにあっても、米金融当局は低金利政策を継続する——との楽観が広がっている。また、景気下支えに向け、減税・手数料軽減策を2019年も実施すると中国当局が発表したことも引き続き材料視された。ただ、上値は限定的。ハンセン指数が約10カ月ぶりに節目の30000ポイントを回復するなか、売り圧力が意識されている。本土株の反落も重しとなった。

ハンセン指数の構成銘柄では、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が7.1%高、光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.4%高、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(1093/HK)が3.7%高、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.5%高と上げが目立った。

業種別では、銀行・保険が高い。招商銀行(3968/HK)が2.1%、中国民生銀行(1988/HK)が1.2%、新華人寿保険(1336/HK)が3.5%、中国平安保険(2318/HK)が1.9%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が1.7%ずつ上昇した。

ゼネコンや素材、建機などインフラ建設セクターも物色される。中国交通建設(1800/HK)が1.4%高、中国建築国際集団(3311/HK)が1.1%高、中国建材(3323/HK)が7.5%高、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が4.8%高、鞍鋼(347/HK)が3.5%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.0%高、中聯重科(1157/HK)が9.1%高で引けた。中聯重科については、1~3月期の大幅増益見通しが支援材料。同社株は約3年10カ月ぶりの高値水準で取引を終えた。

乗用車やトラック、エンジンなど自動車関連セクターもしっかり。北京汽車(1958/HK)が4.2%高、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.2%高、中国重汽(サイノトラック:3808/HK)が3.9%高、イ柴動力(2338/HK)が7.6%高と値を上げた。

他の個別株動向では、中国造船大手の中船海洋与防務装備(中船防務:317/HK)が12.4%高と急伸。事業の再構築計画が好感される。同社は4日引け後、親会社の中国船舶工業集団と資産交換する方針を示した。船舶用エンジンに主力事業を転換する。

一方、本土市場は6日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.05%安の3244.81ポイントで取引を終えた。ハイテク株が安い。証券株、不動産株、自動車株、運輸株、医薬品株も売られている。半面、消費関連株はしっかり。素材株、石油株、銀行株、保険株なども買われた。

【亜州IR】




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