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18日の香港市場概況:ハンセン1.4%高で3日続伸、華潤置地9.1%上昇


週明け18日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比396.75ポイント(1.37%)高の29409.01ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が166.66ポイント(1.45%)高の11674.83ポイントとそろって3日続伸した。ハンセンは約9カ月ぶりの高値水準を回復している。売買代金は1168億9100万香港ドルと高水準が続いた(15日は1214億5500万香港ドル)。

内外環境の改善で投資家心理が上向く。緩和的な米金融政策が持続すると期待されるなか、先週末の米株が上昇した流れを継いだ。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で減税方針などが示されるなど、中国の景気対策に対する期待感も続いている。香港・本土で主要企業の決算発表が相次いでいることで、業績動向を手がかりにした値動きもみられた。

ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面高(50のうち47が上昇)。中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)が9.1%高、全国展開型デベロッパーの中国海外発展(688/HK)が7.0%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が5.8%高、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が5.4%高と値上がり率上位に並んだ。万洲国際に関しては、業績不振の悪材料が出尽くしたとの見方が市場で広がっている。同社は25日、米中貿易摩擦が影響し、18年通期業績は2割減益を強いられたと報告した。中国養豚業の「ピッグ・サイクル(豚周期)は、歴史的な上昇トレンドに大転換した」とする観測も流れている。このほか、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)は昼に発表した通期3割増益を材料に3.7%高と続伸した。不動産デベロッパーの碧桂園HD(2007/HK)は3.4%高。同社が昼に発表した通期業績は33%増益だった。

小売や食品・飲料、家電など消費関連セクターもしっかり。上記した中国蒙牛乳業のほか、康師傅HD(322/HK)が3.1%高、金鷹商貿集団(3308/HK)が3.8%高、創維数碼HD(スカイワース・デジタル:751/HK)が6.7%高、海爾電器集団(ハイアール電器:1169/HK)が5.7%高、TCL電子HD(TCLエレクトロニクス・ホールディングス:1070/HK)が4.3%高と買われた。

業績動向をきっかけにしたその他の個別株物色も活発化。増益を明らかにした銘柄では、精密部品メーカーの上海集優機械(2345/HK)が6.9%高、中国紡織最大手の魏橋紡織(2698/HK)が4.7%高と急伸した。また、本日中に業績報告する銘柄では、上述したTCL電子のほか、心臓・脳血管薬で国内最大手の四環医薬HD集団(460/HK)が9.6%高、鉄鋼メーカーの鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が3.8%高などと買い進まれている。

本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比2.47%高の3096.42ポイントで取引を終えた。消費関連株が高い。インフラ関連株、金融株、医薬品株、ハイテク株、海運株、自動車株、不動産株なども堅調だった。

【亜州IR】




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