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13日の香港市場概況:ハンセン0.4%安で3日ぶり反落、平安保険は逆行高


13日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比113.42ポイント(0.39%)安の28807.45ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が60.32ポイント(0.53%)安の11405.82ポイントとそろって3日ぶりに反落した。売買代金は979億1300万香港ドルにやや縮小している(12日は1090億6500万香港ドル)。

戻り待ちの売りにおされる流れ。指数は先週末の急落前水準を回復しつつあるなか、戻り待ちの売り圧力が意識された。1~2月の各種経済指標(固定資産投資や小売売上高、鉱工業生産など)の公表を14日に控え、結果を見極めたいとするスタンスも広がっている。もっとも、下値は限定的。米金利の低下や米中通商協議の進展、中国政策の期待感などが相場を支えた。

ハンセン指数の構成銘柄では、紙製サニタリー用品最大手の恒安国際集団(1044/HK)が4.5%安、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が3.8%安、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が2.5%安、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(1093/HK)が2.4%安と下げが目立った。

業種別では、証券が安い。中国銀河証券(6881/HK)が3.3%、中信証券(6030/HK)が3.2%、第一上海投資(227/HK)が3.0%、広発証券(1776/HK)が2.7%、申万宏源(218/HK)が2.2%、華泰証券(6886/HK)が2.0%ずつ下落した。

第5世代(5G)ネットワーク関連銘柄も急落。通信設備の中興通訊(ZTE:763/HK)が7.4%安、京信通信系統HD(2342/HK)が6.6%安、通信インフラ工事の中国通信服務(552/HK)が2.3%安、光ファイバー・ケーブルの長飛光繊光纜(6869/HK)が9.5%安で引けた。長飛光繊光纜に関しては、大手通信キャリアが実施した光ケーブル調達の入札結果で、同社の落札額が予想を下回ったことを引き続き売り材料視している(前日は9.6%安で終了)。

半面、保険事業で中国2位の中国平安保険(2318/HK)が1.6%高としっかり。12日引け後に報告した18年通期決算は2割増益となり、市場予想を上回ったことが手がかりだ。自社株買い(A株)計画も発表している。

一方、本土市場は3日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.09%安の3026.95ポイントで取引を終えた。ハイテク株が安い。発電株、銀行株や証券株、自動車株、インフラ関連株、運輸株、医薬品株、発電株、石油株も売られた。半面、不動産株などは物色されている。

【亜州IR】



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