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5日の香港市場概況:ハンセン0.01%高で3日続伸、全人代開幕で政策期待


5日の香港市場は小動き。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比2.01ポイント(0.01%)高の28961.60ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が7.08ポイント(0.06%)高の11582.61ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は1186億5800万香港ドルに縮小している(4日は1489億1900万香港ドル)。

中国の政策期待で買われる流れ。年一度の重要会議、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は5日開幕した。15日までの期間中に合計13回の記者会見が行われる予定となっているだけに、政策動向が注目される状況だ。昨夜の米株安などを嫌気して売りが先行したものの、本土株の上げ幅拡大を好感し、香港の各指数は引けにかけてプラスに転じている。

ハンセン指数の構成銘柄では、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が4.2%高、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が3.5%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が1.6%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が1.4%高と上げが目立った。

業種別では、不動産がしっかり。上記した碧桂園のほか、雅居楽集団HD(3383/HK)が7.4%高、万科企業(2202/HK)が1.4%高、中国金茂HD(817/HK)が1.0%高、広州富力地産(2777/HK)が0.5%高で引けた。政府活動報告のなかで、不動産政策に関する言及が少なかったことを背景に、「中国政府は今年、不動産市場に対する引き締めスタンスを緩和させる可能性がある」と指摘されている。

医薬品セクターも物色される。微創医療科学(853/HK)が4.5%高、広州白雲山医薬集団(874/HK)が4.1%高、中国神威薬業集団(2877/HK)が2.7%高、上海医薬集団(2607/HK)が2.5%高、四環医薬HD集団(460/HK)が1.2%高と値を上げた。政府活動報告では、医療保険の政府補助増額、国民医療費負担の軽減などにも言及されている。

半面、金融セクターは安い。海通証券(6837/HK)が2.9%、中国華融資産管理(2799/HK)が2.6%、招商銀行(3968/HK)が2.5%、新華人寿保険(1336/HK)が2.3%ずつ値を下げた。

マカオ・カジノセクターもさえない永利澳門(ウィン・マカオ:1128/HK)が2.5%、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.1%、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が1.5%、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が1.2%安と売られた。

一方、本土市場トは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.88%高の3054.25ポイントで取引を終えた。インフラ関連株が高い。ハイテク株、保険株、不動産株、消費関連株の一角も値上がりした。

【亜州IR】



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