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23日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で反発、銀行セクターに買い


23日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.30ポイント(0.05%)高の2581.00ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、1.37ポイント(0.05%)高の2702.69ポイントで取引を終えている。

中国の政策に対する期待感が持続する流れ。中国人民銀行(中央銀行)は23日、新設したばかりの金融政策ツール「ターゲット中期貸出ファシリティ(Targeted Medium-term Lending Facility:TMLF)」を通じ、初めての資金供給を実施したと発表した。国内景気の鈍化懸念が強まるなか、当局の景気テコ入れスタンスは鮮明化している。指数は小安く推移する場面がみられたものの、引けにかけ改めて買いが優勢となった。

時価総額上位の銀行株が相場をけん引。最大手行の中国工商銀行(601398/SH)が0.9%上昇した。中国建設銀行(601939/SH)や中国農業銀行(601288/SH)もしっかり。発電や水道の公益株、自動車株、運輸株、消費関連株の一角も物色されている。

半面、不動産株の一角はさえない。金地集団(600383/SH)が1.3%下落した。ハイテク株、医薬品株も売られている。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が0.24ポイント(0.09%)安の277.19ポイント、深センB株指数が1.38ポイント(0.16%)高の864.59ポイントで終了した。

【亜州IR】



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