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5日の中国本土市場概況:上海総合0.6%安で4日ぶり反落、消費関連株は逆行高


5日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.15ポイント(0.61%)安の2649.81ポイントと4日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、16.89ポイント(0.61%)安の2774.79ポイントで取引を終えている。

米中貿易摩擦の警戒感が再燃するなか、投資家のリスク回避スタンスが強まった。トランプ米大統領は自身のツイッターで、「私はタリフ・マン(関税が好きな男)だ」と形容。通商協議が不調に終わった場合、制裁関税を拡大する方針を改めて示した。ただ、下値は限定的。当局の景気テコ入れ策に対する期待感が持続し、指数は中盤に下げ幅を縮小させている。

業種別では、保険がさえない。中国人民保険集団(601319/SH)が2.3%安、中国太平洋保険(601601/SH)が1.7%安と値を下げた。自動車株も安い。長城汽車(601633/SH)が2.5%下落している。インフラ関連株、運輸株、公益株なども売られた。

半面、消費関連株の一角はしっかり。白酒メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.3%高、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が2.9%高で引けた。李克強首相が3日、内需の拡大方針を改めて示したことが引き続き好感されている。不動産株、医薬株なども物色された。

一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が2.47ポイント(0.86%)安の282.71ポイント、深センB株指数が4.23ポイント(0.48%)安の875.48ポイントで終了した。

【亜州IR】



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