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3日の香港市場概況:ハンセン2.6%高で続伸、米中首脳「休戦合意」に安心感


週明け3日の香港市場は大幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比675.29ポイント(2.55%)高の27182.04ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が260.42ポイント(2.45%)高の10882.16ポイントとそろって続伸した。売買代金は1296億2500万香港ドルに拡大している(11月30日は1040億8500万香港ドル)。

米中首脳の「休戦合意」で投資家心理が上向く。1日開催された米中首脳会談でトランプ米大統領は、中国への追加関税猶予を決定した。同氏はこれまで、「2000億米ドル相当の中国製品に対し、来年1月に10%から25%に予定通り引き上げる」と強調していたが、中国の知的財産権保護などに関する妥協点を探るため、90日間の猶予期間を設ける格好。貿易戦争の激化がひとまず回避される見込みだ。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が12.0%高、同じくカジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が9.9%高、ブタ肉生産世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が11.7%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が7.7%高と上げが目立っている。カジノ株に関しては、11月の域内カジノ売上高が前年同月比で8.5%増加し、市場予想を上回った点が材料視された。万洲国際は米国での売上比率が50%を超え、瑞声科技は米アップルに部品供給している。米中関係の改善が好感された。

業種別では、海運・港湾が高い。太平洋航運集団(2343/HK)が7.4%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が4.5%、中遠海運HD(1919/HK)が3.1%、招商局港口HD(144/HK)が4.5%、天津港発展HD(3382/HK)が3.5%ずつ上昇した。

中国の金融セクターもしっかり。海通証券(6837/HK)が7.4%高、中国銀河証券(6881/HK)が4.5%高、招商銀行(3968/HK)が5.0%高、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が4.9%高と買われた。

本土市場も大幅続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比2.57%高の2654.80ポイントで取引を終えた。ほぼ全面高。消費関連株、保険株、証券株、ハイテク株、医薬株、自動車株などが急伸した。


【亜州IR】



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