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21日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で反発、証券セクターしっかり


21日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.65ポイント(0.21%)高の2651.51ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、5.89ポイント(0.21%)高の2776.56ポイントで取引を終えている。

原油安などを嫌気して売りが先行したものの、下値は固く、指数は引けにかけてプラスに転じた。前日の下げが大きかったこともあり、自律反発狙いの買いが入っている。本土・香港間の株式相互取引を通じた21日の売買では、香港経由の本土株売買が買い越しに転じた(20日は売り越し)。

業種別では、証券株がしっかり。光大証券(601788/SH)が2.9%高、中国銀河証券(601881/SH)が2.3%高と上昇した。医薬株も高い。上海復星医薬集団(600196/SH)が3.9%、薬明康徳(603259/SH)が2.5%ずつ値を上げた。当局の薬価制度改革により、薬価引き下げ圧力が強まるとの警戒感でこのところ売られていたものの、改革で業界再編の動きが加速するとの前向きな見方が徐々に強まった。不動産株、食品・飲料株、空運株なども物色されている。

半面、石油株は安い。中国石油化工(600028/SH)が1.8%、中国石油天然気(601857/SH)が1.5%ずつ下落した。ハイテク関連株もさえない。電子部品メーカーの環旭電子(601231/SH)が1.0%安、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が0.9%安で引けた。「中国製造2025」に圧力をかけることを念頭に、米国はハイテク技術輸出規制を検討している——と報じられたことが嫌気されている。非鉄株、軍需関連株、自動車株なども売られた。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が1.65ポイント(0.59%)高の283.43ポイント、深センB株指数が0.70ポイント(0.08%)安の889.23ポイントで終了した。

【亜州IR】




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