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14日の中国本土市場概況:上海総合0.9%安で3日ぶり反落、石油・石炭関連に売り


14日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比22.64ポイント(0.85%)安の2632.24ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、23.80ポイント(0.86%)安の2756.42ポイントで取引を終えている。

原油相場の下落基調が逆風。WTI原油先物は12日続落を記録し、約1年ぶりの安値水準に落ち込んだ。トランプ米大統領がサウジアラビアなどに対し、原油減産をけん制する発言を強めるなか、相場の先安観が広がっている。

なお、前日引け後から本日にかけて公表された中国経済指標はまちまちの内容。10月の小売売上高や融資伸び率が下振れる一方、同月の鉱工業生産高や1~10月の固定資産投資は事前予想を上回った。

業種別では、石油・石炭関連が安い。中国石油天然気(601857/SH)が3.4%、中国石油化工(600028/SH)が2.7%、中国神華能源(601088/SH)が1.6%ずつ値を下げた。消費関連もさえない。白酒メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.6%安、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が1.9%安、白物家電最大手の青島海爾(青島ハイアール:600690/SH)が1.5%安で引けた。上述した小売売上高では、月次ベースの伸び率が今年5月以来の低い水準となっている。銀行株、自動車株、発電株、インフラ関連株なども売られた。

半面、不動産株はしっかり。上海陸家嘴金融貿易区開発(600663/SH)が3.1%高、保利地産(600048/SH)が1.1%高と上昇した。空運株、ハイテク株なども物色されている。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が0.89ポイント(0.32%)高の280.27ポイント、深センB株指数が6.39ポイント(0.70%)安の902.34ポイントで終了した。

【亜州IR】




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