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20日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高と5日ぶり反発、深セン創業板は1.4%上昇


週明け20日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比9.49ポイント(0.28%)高の3392.40ポイントと5日ぶりに反発している。上海A株指数も上昇し、9.95ポイント(0.28%)高の3552.98ポイントで取引を終えた。

個人投資家のセンチメントが上向く。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は一時2.1%安と、約3カ月ぶりの安値まで売られたが、中盤から買いが入り1.4%高で引けている。全体相場も後場に入り、買いが徐々に優勢となった。

上海市場でもITハイテク関連株が急伸。電子・通信機器メーカーの航天信息(600271/SH)が8.1%高、太陽電池関連メーカーの北京京運科技(601908/SH)が8.0%高で引けた。バイオ医薬関連株も物色される。石炭株やセメント株、発電設備株もしっかり。

銀行株も高い。第3四半期(7~9月期)貨幣政策執行報告が公表され、「中立の金融政策スタンスを今後も継続する」と記されたことなどが買い安心感を誘う。一部では、引き締め的な金融政策に対する警戒感が強まっていた。

一方、不動産株はさえない。緑地控股(600606/SH)が2.2%安、金地集団(600383/SH)が1.3%安と値を下げている。中国国家統計局が18日公表した10月の主要70都市・新築住宅価格動向では、前月比の値上がり都市数が9月の44から50に増加したことが分かった。不動産引き締めの動きが不安視されている。

外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.60ポイント(0.17%)高の342.70ポイント、深センB株指数が4.92ポイント(0.41%)安の1182.94ポイントで終了した。


【亜州IR】




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