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31日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安と続落、銀行株が下げ主導


31日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.82ポイント(0.08%)安の3360.81ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、3.01ポイント(0.09%)安の3519.72ポイントで取引を終えている。

大型銀行株の下げが重し。中国農業銀行(601288/SH)が2.1%安、中国工商銀行(601398/SH)が1.2%安で引けた。30日引け後、業界大手の両行などが中間決算を発表。業績の改善が明らかになったものの、市場では好材料が出尽くしたとの見方が優勢となっている。農業銀や工商銀などは今月中旬から上げ足を速め、今週前半は年初来の高値圏で推移していた。30日に急伸した空運株、発電や水道の公益株、不動産株、建材株などもさえない。
半面、IT関連株は上げが目立つ。金融機関向けソフト開発会社の恒生電子(600570/SH)が1.9%上昇した。非鉄株や自動車株も高い。消費関連株の一角も物色された。

なお、朝方公表された中国指標はまちまちの内容。8月の製造業PMIは前月比で上昇したものの、同月の非製造用PMIは低下した。


外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が1.58ポイント(0.46%)高の345.20ポイント、深センB株指数が1.24ポイント(0.11%)安の1148.80ポイントで終了した。

【亜州IR】



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