25日の中国本土市場概況：上海総合1.4％高と続伸、金融セクター相場けん引

25日の中国本土市場は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比43.76ポイント（1.43％）高の3107.83ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、45.84ポイント（1.43％）高の3254.73ポイントで取引を終えている。

大型株が相場をけん引する展開。金融市場への監督強化などが懸念されるなか、朝方は売りが優勢だったものの、時価総額上位の銘柄群が上昇し、中盤からプラスに転じた。投資家心理が改善し、引けにかけ上げ幅を一段と広げている。

業種別では、金融株の上げが目立つ。上海浦東発展銀行（600000/SH）が8.7％高、中国建設銀行（601939/SH）が1.5％高、中国平安保険（601318/SH）が5.7％高、中国人寿保険（601628/SH）が4.4％高で引けた。石油や石炭のエネルギー株、不動産株も高い。発電株や運輸関連株、軍需関連株などもしっかり。河北省「雄安新区」やシルクロード経済圏構想「一帯一路」に関連した銘柄群も物色された。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が4.04ポイント（1.28％）高の320.39ポイント、深センB株指数が7.25ポイント（0.67％）高の1084.98ポイントで終了した。


【亜州IR】



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