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5日の香港市場概況:ハンセン0.6%高と続伸、インフラ関連の買い続く


休場明け5日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比139.32ポイント(0.57%)高の24400.80ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が50.80ポイント(0.49%)高の10365.32ポイントとそろって続伸した。売買代金は1025億3700万香港ドルに拡大している(3日は624億6600万香港ドル)。

本土株高が追い風。主要指標の上海総合指数が年初来高値を更新するなか、香港の各指数も引けにかけて再びプラスに転じた。中国の政策期待が高まっている。中国共産党中央委員会と国務院は1日、「雄安新区」の設立を発表。北京市、天津市、河北省を1つの経済圏とする「京津冀一体化」構想の一環で、深セン経済特区、上海浦東新区に並ぶ国家プロジェクトとして推進する戦略を打ち出した。

業種別では、セメントや鉄鋼、ゼネコンなどインフラ関連セクターの上げが目立つ。北京金隅(BBMG:2009/HK)が10.6%高、中国中材(1893/HK)が10.0%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.1%高、中国交通建設(1800/HK)が2.0%高とそろって続伸した。そのほかの個別株では、都市ガス供給の中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が3.3%の上昇。同社は4日、京津冀エリアでの事業投資を拡大する方針を発表した。

消費関連セクターも高い。即席めん・飲料大手の康師傅HD(ティンイー:322/HK)が9.1%、米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)が8.8%、食肉・ハム加工大手の中国雨潤食品集団(1068/HK)が2.5%ずつ値を上げた。康師傅に関しては、大手ブローカーの投資判断引き上げなどが手がかりとなっている。

休場明けの本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.48%高の3270.31ポイントで取引を終えた。引値ベースで年初来高値を更新している。インフラ投資の拡大に期待し、セメント株やゼネコン株、不動産株などが軒並み上昇した。


【亜州IR】






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