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7日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高と続伸、貴州茅台は最高値更新


7日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.54ポイント(0.26%)高の3242.41ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、8.99ポイント(0.27%)高の3395.20ポイントで取引を終えている。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は0.37ポイント(0.11%)安の348.16ポイント、深センB株指数は0.29ポイント(0.03%)高の1155.64ポイントで終了した。

国内景気の安定成長を期待した買いが続く。5日開幕した全国人民代表大会(全人代)の「政府活動報告」では、2017年の経済成長率目標について、大方の予想通り「6.5%前後」にすると発表されている。16年目標からは下方修正されたものの、主要国と比較した場合、依然として高い水準だ。ただ、全体としては上値の重い展開。政策期待で前日に買われた銘柄の一角は、目先の利益を確定する売りに押されている。指数は安く推移する場面もみられた。

業種別では、消費関連株の上げが目立つ。なかでも、白酒(中国の蒸留酒)メーカー大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)は2.3%高の367.20人民元に上昇し、上場来高値を更新した。販売好調が手がかり。経営トップは需要に生産が追い付かないと発言している。同業他社の株も軒並み上昇した。前日にさえなかった銀行株や保険株もしっかり。発電やガスの公益株、不動産株、ITハイテク関連株、バイオ医薬関連株なども買われた。

半面、石炭や鉄鋼など「供給サイド改革」の関連株はさえない。ゼネコン株や建材株なども下げた。

(亜州IR)



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