藤商事 Research Memo(3):2025年3月期は在庫評価損の計上とパチスロ機の販売減により減収減益に
2025年3月期、藤商事は在庫評価損とパチスロ販売の減少により減収減益となりました。売上高は34,597百万円、営業利益は3,192百万円で、前期比でそれぞれ6.5%と34.6%減少しました。主にパチンコ遊技機は販売台数が増加したものの計画を下回る売上を記録し、下期にはエコ割販売が多くなり利益率が低下。パチスロ遊技機は新規機種の投入が減少し販売台数が大幅に低下しました。在庫評価損の計上も業績に響いています。
1. 2025年3月期の業績概要
藤商事<6257>の2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比6.5%減の34,597百万円、営業利益が同34.6%減の3,192百万円、経常利益が同30.8%減の3,406百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同29.5%減の2,568百万円と減収減益に転じ、期初計画に対しても売上高、各利益ともに下回って着地した。
売上高の内訳は、パチンコ遊技機が前期比13.8%増の27,022百万円、パチスロ遊技機が同42.8%減の7,575百万円となった。パチンコ遊技機はメインスペック5機種を投入し、販売台数で同22.3%増の74.6千台、パチスロ遊技機は投入機種が前期の4機種から2機種に減少し、同39.1%減の17.8千台となった。販売台数の計画比では、パチンコ遊技機は3.7%上回り、パチスロ遊技機はほぼ計画並みの水準となった。それにもかかわらず、売上高が計画を6.5%下回ったのは、パチンコ遊技機で下期に投入したメインスペック1機種の販売が苦戦したことや、後継シリーズ機種の大半が売価の低いエコ割での販売になったことが影響した。ホール側では、集客力の高いスマスロの購入を優先し、パチンコ遊技機への投資を抑制する傾向にあり、エコ割での購入を希望するホールが大半を占めた。実際、四半期ベースでのパチンコ遊技機の1台当たりの売上高は、第3四半期までは36万円以上を維持していたが、第4四半期は24.9万円と大きく低下しており、第4四半期の販売の大半がエコ割だったと考えられる。エコ割の場合、売上総利益率は高くなるが利益の絶対額は通常の販売形態と比べて少なくなる。
売上総利益は前期比9.4%減の17,662百万円となり、売上総利益率は同1.6ポイント低下し51.1%となった。パチスロ遊技機の減収に伴う減益に加えて、パチンコ遊技機の本体枠の在庫評価損を約10億円計上したことが要因だ。本体枠については一定台数分の在庫を保有していたが、2025年7月以降のメイン機に関してはすべてスマパチを投入することになり、スマパチの本体枠と共有できない従来機の本体枠はすべて在庫評価損として計上した。在庫評価損の影響を除いた売上総利益率を試算すると53.9%と前期から1.2ポイント上昇するが、これはパチスロ遊技機において前期に投入したヒット機種「L ゴブリンスレイヤー」の下取りを行い、下期に投入した新機種でリユース部材を多く活用できたことが利益率の改善要因になったと見られる。
販管費は前期比1.0%減の14,470百万円となった。主な増減要因は、広告宣伝費が「御坂美琴生誕祭2024」の開催や、2024年7月より始動したSNSを活用した新プロジェクト「anime blast(アニメブラスト)」の運営等により161百万円増加したほか、配送料金の高騰による運賃の増加などその他販管費が356百万円増加した。一方、人件費は429百万円減少した。これは、給与のベースアップは行ったものの、減益に伴う賞与引当金の減少による。また、パチンコ遊技機のソフト開発費を中心に研究開発費が114百万円減少したほか、手数料率の見直しにより販売手数料が125百万円減少した。直販比率は70%台後半でほぼ横ばい水準となっている。
パチンコ遊技機ではBIGスタートを搭載した
「P 貞子」が計画を上回る販売台数に
2. パチンコ・パチスロ遊技機の販売状況
パチンコ遊技機はメインスペックで前期末に発売し4月より本格導入が開始された「P FAIRY TAIL これが七炎竜の力だ」のほか、新規タイトルとして「P 魔王学院の不適合者」(2024年5月発売)、「P 貞子」(同年6月発売)、「P とある科学の超電磁砲2」(同年7月発売)、「P 世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」(同年12月発売)、以上の5機種を市場投入した。また、「P とある魔術の禁書目録2 Light PREMIUM 2000 ver.」(2025年1月発売)など、その他シリーズ機種を継続販売した。
メインスペックの販売状況としては、「P とある科学の超電磁砲2」が予定台数を販売し、稼働状況も順調だった。また、新規IPとして注目された「P 魔王学院の不適合者」は他メーカーの人気機種と重なったこともあり稼働状況はやや物足りなかったが、販売台数は計画どおりだった。一方、「P 貞子」を、同社比2倍のヘソサイズで回る「BIGスタート」や、玉の動きでドキドキ感を味わえる「祠チャレンジ役物」など新たなゲーム性を取り入れたチャレンジ機種として投入した。幅広い年代の客層から支持を集め高稼働を続け、当初の販売台数が少なかったこともあり追加増産を2回実施するなど、同社の斬新な開発力が生かされた格好だ。下期に投入した「P 世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」に関しては、ホール側のパチンコ遊技機への購買意欲が弱く他メーカーの人気機種と重なったこともあり、販売台数は計画を下回った。
パチスロ遊技機は、「スマスロ ゲゲゲの鬼太郎 覚醒」(2024年7月発売)と「スマスロ 一方通行 とある魔術の禁書目録」(同年11月)の2機種を投入した。いずれの機種もほぼ計画どおりの販売台数となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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