SMK Research Memo(3):収益力のあるCS事業部と構造改革を加速するSCI事業が両輪(1)
SMK株式会社は、接続部品の開発に注力し、コネクタやスイッチ、タッチパネルといった製品を提供しています。これらの技術は、スマートフォン、タブレット、カーエレクトロニクス等の進化と普及により、高度な機能が求められるようになっています。特に、CS事業部は創業時から続くコネクタ技術を基盤に、車載カメラや情報通信分野向けに製品を供給し、成長を続けています。2025年3月期には収益がさらに拡大し、車載分野や情報通信分野が主要な売上を支えています。企業の主な顧客は自動車やエレクトロニクス産業における大手企業であり、日本市場を中心にグローバルな展開を行っています。
1. コネクタ、スイッチなどの接続部品の市場動向
同社の代表的な製品は電子部品の中でも接続部品である。接続部品市場にはスイッチ(電気機器や電子回路の通電状態をオン・オフに切り替えたりする部品)/コネクタ(充電時に差し込むものをはじめ、基板同士の接続やメモリカードの接続も行う部品)/タッチパネル(指先や専用のペンで画面に触れることで入力を行う部品)が含まれる。これらの電子部品は2010年代以降にスマートフォンやタブレット、カーエレクトロニクス等の進化と普及に伴って発展してきた。求められる機能も高度になり小型化・信号の高速化・多機能化・高機能化が進展している。2024年度の接続部品のグローバル出荷額は1兆473億円((一社)電子情報技術産業協会)であり、2020年度から13.0%増加した。今後も自動運転の高度化、AI・ロボットの普及、6G通信の普及などに伴って、接続部品の需要は拡大が見込まれる。
2. 製品の特徴とコア技術
同社の主な製品は、各種コネクタ/スイッチ/カメラモジュール/無線モジュール/リモコン/タッチセンサーなどの電子部品である。同社の部品が搭載される機器としては、スマートフォン/タブレット/ウェアラブル機器などの電子機器/自動車/電動バイク/家電/住設機器/太陽光発電装置など様々な機器がデジタル化するなかで多様化する傾向にある。標準化された電子部品はコモディティ化し価格競争が激しくなるのが一般的であるが、同社はその競争をできるだけ回避すべく、顧客の要望を取り入れたカスタム品を得意とする。同社のコア技術は、主にコネクタ開発に重要な接続技術、リモコン等の開発に重要な無線技術、タッチパネル等の開発の重要なインプット技術、各種ユニット開発に重要なモジュール化技術である。
3. 顧客の業種、地域展開
同社は約100年の歴史の中で顧客の開拓と製品の提供を積み重ねてきており、自動車業界やエレクトロニクス・家電業界などでは大手企業のほとんどの企業との取引があると言う。2025年3月期の市場分野別の売上構成比では、家電分野が最大で41.2%、車載分野33.5%、情報通信分野14.5%、産機・その他10.8%と続く。地域別では、日本市場が35.9%で最大であり、北米が22.8%、中国が19.7%、その他アジアが17.2%、欧州が4.3%である。海外販売が7割弱であるのに対して海外生産の比率も6割~7割に達しており、地産地消の方針の下、現地に根差したグローバル化が進んでいる。
4. CS事業部の特長と業績動向
CS事業部が手掛ける各種コネクタは創業期から続く製品であり、技術的にも業績的にも同社の屋台骨を支える事業である。市場別では車載分野の売上構成比が44.2%、情報通信分野が29.8%であり、2分野で全体の4分の3を占める。車載分野では電動化が進み、BMS(バッテリーマネジメントシステム)の軽量化、薄型化に貢献する製品やADAS(先進運転支援システム)の需要が拡大しており、車載カメラ用コネクタなどが今後の注目分野である。情報通信分野では、スマートフォンやウェアラブル市場向けに小型化・薄型化と高速・高周波対応の製品が求められている。
同事業部の強みは100年で磨き上げてきた技術力であり、具体的には、1) 小型・高速伝送設計(情報通信市場で培った業界最小・最速通信コネクタの開発、高信頼性)、2) カスタム対応(独自構造+Flexibleなカスタム対応、豊富な実績)、3) 自動化(高速・高品質での汎用性の高い設備開発、コスト対応力・納期対応力)の3点が挙げられる。車載カメラ用コネクタでは、同社は高い市場シェアを獲得している。
CS事業部の売上高は2019年3月期以降比較的安定して推移してきた。製品のポートフォリオは、コロナ禍でのリモートワークによる情報端末の需要増や自動車販売台数の減少、中国経済の動向などのマクロ要因から顧客企業の製品のライフサイクルや、売れ行きなどのミクロ要因まで様々な要因で変化してきており、結果として利益の変動も大きい。2025年3月期は、主力の車載分野が堅調に推移したのに加え、家電分野(アミューズメント関連)や産機・その他分野(再生エネルギー関連)などが好調に推移し、売上高が22,156百万円(前期比7.6%増)、セグメント利益が1,534百万円(同40.0%増)と好調に推移した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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