No.1 Research Memo(4):顧客基盤の拡大やラインナップの拡充とともに、業績は順調に拡大
No.1は顧客基盤の拡大とラインナップの充実により業績が順調に拡大しています。特に情報セキュリティ機器の販売や「No.1ビジネスサポート」が好調であり、ストック型収益が増加しています。2025年2月期の売上は前期比5.6%増の142億円でしたが、人的投資やM&A費用により利益は減少しました。同社は今後の成長のため、OZ MODEやS.I.Tの子会社化を通じて事業領域を拡大し、特許技術を持つclosipと業務提携も進めています。これにより、情報セキュリティ分野でのシナジー効果を狙います。中期経営計画「Evolution2027」に基づき、成長基盤の強化を図っています。
No.1<3562>のこれまでの業績を振り返ると、売上高は顧客基盤の拡大やラインナップの拡充とともに右肩上がりに増加してきた※。特に情報セキュリティ機器を手掛けるアレクソンを子会社化し、シナジー創出に取り組んだ2021年2月期から増収率が高くなっている。利益面でも、付加価値の高い自社企画商材の伸びやストック型収益が拡大し、2024年2月期の営業(及び経常)利益は過去最高水準(6期連続)を更新した。営業利益率も上昇傾向にある。ただ、2025年2月期は成長加速に向けた先行費用の積極投入(人的投資やM&A関連費用等)により減益となった。
※ 2023年2月期も収益認識基準の適用による影響を除くと実績的な増収。
財務面でも、自己資本比率は40~50%の水準で推移する一方、資本効率を示すROEも常に10%以上を確保しており、同社の財務基盤は安全性及び効率性の両面において良好と言える。
また、キャッシュ・フローも潤沢である。大型のM&Aを実施した2021年2月期を除くと、投資活動によるキャッシュ・フローの支出額は営業活動によるキャッシュ・フローの収入額の範囲内に収まっており、現金及び現金同等物の期末残高は20億円~30億円の水準を確保している。潤沢な手元流動性は、M&Aを含む今後の成長投資の原動力になるとの見方ができる。
■決算概要
2025年2月期は増収減益ながら計画を上回る着地。成長加速に向けた先行費用を積極投入
1. 2025年2月期決算の概要
2025年2月期の連結業績は、売上高が前期比5.6%増の14,209百万円、営業利益が同15.4%減の1,039百万円、経常利益が同14.8%減の1,036百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同35.2%減の574百万円と増収ながら減益となった。ただ、売上高、各段階利益ともに期初予想を上回る着地となっている。
売上高は、DXの進展を背景に情報セキュリティ機器の販売が順調に拡大した。また、注力する「No.1ビジネスサポート」の積み上げや2024年6月にグループインしたOZ MODEの連結効果も上乗せ要因となった。なお、「No.1ビジネスサポート」については、保有契約数が5,070件(前期末比347件増)、平均顧客単価も12,400円(前期比1,500円増)と順調に伸びている。それに伴って、ストック売上も前期比15.3%増の2,241百万円に拡大し、売上高全体に占める構成比も15.8%(前期は14.5%)に上昇した。
利益面では、期初計画どおり、人的資本経営に基づく人件費の増加やM&Aに係るDD費用等など先行費用を積極投入したことにより営業減益となった。営業利益率も7.3%(前期は9.1%)に低下した。
財務面では、OZ MODEの連結化等に伴って総資産が前期末比7.5%増の8,706百万円に増加した。一方、自己資本は利益準備金の積み増しや自己株式の減少※等により同18.9%増の4,459百万円に拡大し、自己資本比率は51.2%(前期末は46.3%)に改善した。
※ OZ MODEのM&A(株式交換方式)に伴うもの。
2. 2025年2月期の総括
2025年2月期を総括すると、ここ数年の業績をけん引してきた情報セキュリティ機器の販売や「No.1ビジネスサポート」が引き続き好調であることや、ストック売上が順調に積み上がっていることは評価すべきポイントである。一方、利益面では、人的投資やM&A関連費用など先行費用が増加したものの想定内であり、むしろ計画どおりに費用が投入できているか、そして期待どおりの投資効果を発現できるかどうかが重要なポイントと言えるだろう。その点では、相次ぐM&Aの実現や業務提携の締結などを含め、今後に向けた成長基盤の強化を着実に進めており、中期経営計画「Evolution2027」で掲げた重点戦略(人的資本強化や事業領域拡大、収益構造の安定化等)の遂行に向けて、順調なスタートを切ることができたと評価できる。
■主なトピックス
M&Aや業務提携の実現により事業領域の拡大及び事業基盤の強化に取り組む
同社は、2025年2月期の上期にSES事業※・ソフトウェア開発受託を手掛けるOZ MODEとアイ・ティ・エンジニアリングを子会社化し、中期経営計画「Evolution2027」の重点戦略に沿った「新たな事業領域」への投資を行った。さらには、電話、複合機、PC販売及びリース、通信コンサルティング事業を行うS.I.Tを子会社化(2024年10月)し、東北エリアへの進出の足掛かりを築くなど、相次ぐM&Aや業務提携を実現した。下期においても、以下のような成果をあげることができた。
※ System Engineering Serviceの略称。ITエンジニアが主にクライアント先に常駐し、クライアントが手掛けるソフトウェアやシステムの開発・保守・運用プロジェクト等に労働力を提供するサービスのこと。
1. ソフトウェア受託開発を手掛けるコードの子会社化
2025年3月にソフトウェア開発を手掛けるコードを子会社化した(取得価額は550百万円)。同社グループの新事業領域であるシステム開発・ソフトウェア開発事業(SES含む)の拡大・強化に狙いがある。コードは官公庁と強い関係性を築いており、安定した受注基盤を有する。特に地方自治体の実際の業務内容への理解・知識・経験に加え、言語(COBOL中心)に対する知識など、同業他社にはないノウハウを持っている。既にグループインしているOZ MODE、アイ・ティ・エンジニアリングと連携し、外注していたシステム開発の内製化によるコスト削減に加え、デジタル人財の育成及び相互補完などグループの力を積極的に活用し、新事業領域の拡大を目指す。
2. 特許技術を有するclosipとの業務提携契約及び資本提携契約の締結
2025年1月に特許技術「LTE over IP(R)」※1を持つ(株)closipと業務提携契約及び資本提携契約を締結した。情報セキュリティ及びIT分野におけるシナジー創出に狙いがあり、同社及び子会社アレクソンが共同でclosipが発行する転換社債型新株予約権付社債を引き受けた※2。早速、第一弾として、アレクソン製のNASサーバーに特許技術「LTE over IP(R)」を搭載した製品を開発し、2025年2月より販売を開始した。
※1 「LTE over IP(R)」は、携帯電話の認証技術を応用した特許技術を持つ認証セキュリティシステムである。デバイスを選ぶことなく、ほぼすべての通信機器に搭載可能であり、セキュアにインターネットへのアクセスができる。上場企業などの大手企業をはじめ、官公庁を中心に導入されており、2024年12月末で90社以上、46,000ユーザー以上の利用実績を誇る。
※2 額面金額は0.25億円で、そのうちアレクソンが0.12億円を引き受ける。満期は2年後、潜在株式数は47,000株、行使期間は2年間となっている。潜在株式を考慮した同社グループの持分比率は約50.2%となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<HN>
ウクライナ出身の民族楽器奏者カテリーナが日本人夫と離婚「祖国の文化、戦争を伝えていく」
【日本ハム】エース伊藤大海7回途中KO 今季ワースト6失点
石破首相、1人2万円給付を表明 子どもは4万円 自民幹部に指示
備蓄米、コンビニ流通網で「翌日には全国に」 社長らが農相に直談判
【ソフトバンク】秋広優人が移籍後初打点「これからもまだまだ頑張りたい」王会長も目を細める
【中日】延長10回、岡林勇希が勝ち越しタイムリー 金丸はプロ初勝利ならずも接戦制す
元Rソシエダード監督アルグアシル氏、アル・ジャバブの目がくらむような高額オファー承諾と報道
【西武】延長戦を落として4連勝ならず、佐々木健が手痛い勝ち越し打許す 高橋光成は8回1失点
中田英寿氏、東尋坊での神秘的なショット「龍に乗ってるみたい」、「船越さんいませんか」
元フジ渡邊渚、眼帯姿で病名告白「重症…しかも両目」スケスケ白衣装で「しばらくこんな感じ…」
さんま「あれは中居が悪い」と断言 フジ“あの事件”に言及「中居が…俺は“やめとけ”って」
堀江貴文氏「国民民主」山尾志桜里氏の公認取り消しに“ひと言ツッコミ”に賛同多数
43歳俳優、中居正広氏めぐる報道受け芸能界に思い「本当に醜い業界」「それでもすり寄っていた」
兵庫県警、斎藤知事を背任容疑で書類送検 プロ野球優勝パレード疑惑
76歳笹野高史「ごめんなさい」生放送で公開謝罪 人気女優からの“苦情”に
37歳元祖メガネっ子アイドル、手術示唆…病気の経過を報告
石破首相、1人2万円給付を表明 子どもは4万円 自民幹部に指示
堀江貴文氏、山尾志桜里氏「公認」一転「取り消し」の国民民主党に痛烈ツッコミ「さすがに…」
大谷翔平、三塁打で激走も送球直撃アクシデント…痛みに足引きずるも日本人トレーナーと状態確認
米ロス生活の52歳女性タレント シェフの夫と8年付き合ってから結婚「トータル30年近い」
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
浜崎あゆみ、バスト丸見えの投稿にネット騒然「巨乳すぎて不自然」
長嶋一茂、「家族としてお許しいただきたいけれど…」妹・三奈さんらとの病室での会話明かす

No.1 Research Memo(1):2025年2月期上期は先行費用を積極投入しながらも、増収及び営業増益を確保
No.1---25年2月期増収、主力の情報セキュリティ機器の販売が順調に推移
No.1 Research Memo(1):2025年2月期は増収減益ながら計画を上回る着地
No.1 Research Memo(8):100年企業を見据えた長期ビジョン及び中期経営計画を推進
No.1 Research Memo(2):情報セキュリティ機器などを手掛けるほか、No.1ビジネスサポートにも注力
No.1 Research Memo(2):OA機器販売などを手掛けるほか、No.1ビジネスサポートにも注力
No.1 Research Memo(6):100年企業を見据えた長期ビジョン及び中期経営計画を推進
IC Research Memo(1):2024年9月期は増収増益で、売上・各利益ともに業績予想を上回る着地
サイオス Research Memo(1):事業構造改革が一巡、自社製品・サービスの拡大により再成長目指す
サイオス Research Memo(4):2025年12月期業績計画は保守的な印象で上振れ余地あり