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株式会社ストレージ王×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(11)


株式会社ストレージ王と著名投資家DAIBOUCHOU氏の対談で、稼働率の向上がストレージ王の収益に関与することが確認されました。固定賃料物件は稼働率の向上が直接利益に反映される一方、変動賃料では影響が小さいと理解されています。ストレージ王は東証グロース市場の上場維持基準を満たすために筆頭株主の持株比率を下げ、株主優待制度を導入して株価を上昇させ、流通株式数を増やしました。また、時価総額100億円達成を目指しM&Aなどを検討中です。株主への還元としては、まず株主数増加を重視して株主優待を導入し、将来的な配当の実施に向けた計画も示唆されています。

*12:41JST 株式会社ストレージ王×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(11) ストレージ王<2997>

●DAIBOUCHOU
なるほど、よく分かりました。そうすると、今後の利益を見ていくうえで、稼働率というのは非常に重要なポイントになりますね。特に、固定賃料で貸している物件については、稼働率が上がれば上がるほど、御社の収益もそれに応じて大きく伸びていく構造だということですね。

一方で、コンテナ型のように変動賃料の契約になっている場合には、たしかに稼働率が上がれば御社の取り分である10%も増えますが、固定賃料ほど利益が一気に増えるというわけではない、という理解でよろしいでしょうか。

■ストレージ王 荒川様
おっしゃるとおりです。利用料自体は、物件の立地などによって「この場所なら大体このくらい」とある程度決まっています。その中で、当社に入ってくる収入が100%なのか、それとも10%だけなのかという違いがありますので、変動賃料型の場合は、利益の額としては将来的にそこまで大きな貢献にはならないという構造です。

●DAIBOUCHOU
わかりました。ありがとうございます。

東証グロース市場の上場維持基準を満たすため、流通株式時価総額を5億円以上にする必要がありますが、対策を教えてください。

■ストレージ王 荒川様
はい。実は一度、当社は上場維持基準に関して対応を迫られた経緯がありました。もともと筆頭株主である親会社のデベロップが当社株式の約50%を保有していましたが、それを段階的に売却いただき、現在では保有比率が34%程度まで下がっています。この結果として、流通株式数が増加し、株式の流動性を確保できるようになりました。

さらに、昨年6月には株主優待制度を導入しました。その影響もあって、当時は株価が500円前後だったものが、一時900円近くまで上昇し、現在は800円台で推移しています。また、個人株主数も大きく増えたことで、今年1月の時点では無事に上場維持基準をクリアすることができました。

このように、株主優待の導入によって個人投資家の皆さまにとっての利回りが一定程度確保され、それが株価上昇にもつながったと考えています。

ただし、一方でご指摘のとおり、今後は上場維持基準のルールが見直され、時価総額が100億円以上必要となる予定です。現在の当社の時価総額は約16億円にとどまっているため、残された5年間でこの基準を満たすための根本的な対応策を講じていく必要があると認識しています。

●DAIBOUCHOU
この中長期的な成長戦略についてですが、利益面ではどの程度の水準を目指していくイメージなのでしょうか。

■ストレージ王 荒川様
ここ2〜3年で、現在の最終利益が1億円弱の水準から1億円超までは引き上げることができました。ただし、この成長だけで時価総額を100億円に乗せるのは、現実的にはかなり難しいと考えています。

現在、売上高はおおよそ46〜47億円、最終利益は1億3,000万〜1億6,000万円程度を確保しており、これが既存事業を着実に積み上げた結果の水準です。今後のプラスアルファについては、新規事業などを通じて成長を加速させていきたいと考えています。

とはいえ、このような取り組みだけで現在の20億円弱から、いきなり100億円に持っていくのは難しい面もありますので、将来的にはM&Aなども含めたスケールアップの工夫が必要になるのではと考えています。

●DAIBOUCHOU
去年6月18日に、株主優待新設を発表されましたが、株主優待を新設された理由を教えてください。

■ストレージ王 荒川様
やはり、当社は時価総額自体が10億〜15億円程度と小規模な企業であり、以前は大株主である親会社が全体の50%近くを保有していたこともありました。そのため、投資家の皆様への還元策としては、配当と株主優待の2つの手段がある中で、まずは個人投資家の方々に当社株を手に取っていただくことが重要だと考えました。

そういった背景もあり、当社としては配当よりも株主優待を優先した、というのが実際の判断です。その結果、株主数が増加し、株価も一定程度上昇したことから、優待施策として一定の効果は得られたと考えています。

もちろん今後は、業績をさらに伸ばし、配当による還元も充実させていく必要があると認識していますが、まずは株主数の拡大を優先するという意図で、優待に注力してまいりました。

●DAIBOUCHOU
現在、配当が無配ですが、配当はいつ頃になりそうでしょうか。

■ストレージ王 荒川様
そうですね。現時点ではまだ確約できる段階には至っておりませんが、2~3年のうちには配当を出せる水準の利益をしっかり積み上げていきたいと考えています。

●DAIBOUCHOU
確かに資金需要は結構ありますからね。

■ストレージ王 荒川様
はい。まだまだ会社としては、事業規模をさらに拡大していきたいという思いがあります。一方で、株主の皆様への還元も非常に重要なポイントだと認識しています。バランスを見極めながら、社内でしっかり議論を重ねて、適切な結論を出していきたいと考えています。

株式会社ストレージ王×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(12)に続く

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