シンカ Research Memo(6):2025年12月期も増収・営業減益の見通し。成長加速に向けた投資を本格化
シンカは2025年12月期、売上高1,479百万円(前期比20.1%増)と増収ながらも、営業利益は50百万円で35.3%減を見込んでいます。その要因として、販売部門の人件費や広告宣伝費の増加、商品力強化のための開発関連費用の影響があります。一方で、ARPAの向上や従量課金売上の成長が収益を押し上げる見込みです。新サービスの「カイクラフォン」は保守的に予算に含めておらず、業績予想の上方修正の可能性も考えられます。中長期では、販売パートナーとの協業やOEM供給を通じた市場拡大がキーとなり、また膨大なコミュニケーションデータとAI技術を活用した新たな価値創出が注目されています。現時点で配当実績はないものの、ストック型収益構造の確立により将来的な配当予測も期待されています。
1. 2025年12月期の業績予想
2025年12月期の業績についてシンカ<149a>は、売上高を前期比20.1%増の1,479百万円、営業利益を同35.3%減の50百万円、経常利益を同1.4%増の49百万円、当期純利益を同54.2%増の24百万円と増収及び営業減益を見込んでいる。
引き続き拠点数の積み上げが増収に寄与するとともに、ARPAについても値上げ効果や従量課金売上の伸びにより大きく改善する想定である。なお、2025年1月に提供開始した「カイクラフォン」など、予算策定時点で実績のない新サービスについては業績予想に織り込んでおらず、保守的な前提となっている。
損益面では、今後の売上成長を確実なものとすべく、販売部門人件費や広告宣伝費、販売手数料の増加のほか、商品力強化のための開発関連費用により営業減益を見込んでいる。ただ、前期に発生した一過性費用の解消などにより経常利益はほぼ同水準を確保する。
2. 弊社の見方
弊社でも、好調な外部要因(業務効率化に向けた需要の拡大など)及び内部要因(各KPIが良好に推移していることや販売パートナーとの協業本格化、値上げ効果など)から判断して、前期を上回る売上成長(20%の増収)は十分に可能と見ている。利益予想についても、成長加速に向けた先行費用を合理的に見積もった結果と判断している。業績予想に織り込まれていない「カイクラフォン」の業績寄与や販売チャネルの強化策(販売パートナーとの協業及びOEM供給)が想定以上のスピードで軌道に乗ってくれば、業績が上振れする可能性も十分にある。また、株式上場時に調達した現金及び預金を今後の成長加速に向けてどのように活用していくのかにも注目したい。
■中長期の成長戦略
販売パートナーとの協業やOEM供給で拡大する潜在需要を取り込む戦略
1. 成長戦略の方向性
同社は、(1) 拠点数の拡大と(2) ARPAの向上の2軸で成長を加速する方針である。また、中長期的な成長イメージとして売上成長30%、営業利益率15%に目標を置いているようだ。
(1) 拠点数の拡大策
対象市場を企業規模別※に1) 大企業(1.0万社)、2) 中規模企業(51.2万社)、3) 小規模企業(285.3万社)に分け、それぞれに対応する3つの販売戦略を通じて拠点数の拡大につなげる考えだ。
※ 中小企業庁 中小企業・小規模事業者の数(2021年6月時点)の集計結果(同社資料より引用)。
1) 中規模企業
引き続きメインターゲットとして、直販及び販売パートナーとの協業を通じたアプローチを強化する。これまで注力してきた自動車業界(自動車ディーラーなど)においても導入シェア拡大の余地は大きく、さらなる深掘りを行うとともに、第2の柱である不動産業界、さらには医療業界、金融業界、自治体へと横展開する考えだ。また、新たに販売パートナーとなった大塚商会及びSB C&Sとの協業体制を強化し、さらなる販路拡大に取り組む考えだ。
2) 大企業
引き続きNTTグループとの協業を通じて、大手有名企業へのリーチにつなげる方針だ。特に「ひかりクラウドPBX」や「ひかりクラウド電話」などNTTグループの持っている商材とのセット販売を推進する。
3) 小規模企業
裾野の広い小規模企業(及び事業所)に対しては、OEM供給により効率的に需要を拾い上げる考えだ。特にこれまで最も実績があるデンタル業界(2024年12月末で1,000医院以上に導入済み)を成功モデルとしてパターン化し、動物病院、飲食、美容、マッサージ、整体、クリニック(眼科、小児科、内科、外科、皮膚科など)などへと展開する戦略である。
(2) ARPAの向上策
新たなコミュニケーションチャネルを有料オプションとして追加するとともに、「カイクラフォン」を含む従量課金の使用量増加による単価向上を目指す。
(3) カイクラの未来像
「カイクラ」には4億件を超えるコミュニケーションデータが蓄積されていることから、これまでの1) コミュニケーション履歴の収集、2) 顧客情報とコミュニケーション履歴の統合に加え、3) データ活用や4) AIによる最適化と提案※により付加価値を高める計画を進めている。
※ 例えば、「この顧客に連絡するには、電話よりメールのほうが反響が良い」、「最近は一方向でのコミュニケーションばかり取っているため、一度お客さまのところに電話して会話しましょう」など最適なコミュニケーションがどうあるべきかを分析し提案することができる。さらには他社に乗り換えそうな顧客にフラグを立てるといったことも可能になる。
2. 中長期的な注目点
弊社でも、販売パートナーとの協業やOEM供給を通じた販売チャネルの強化により、拡大する潜在需要を全方位で掘り起こす方向性は、成長の角度にレバレッジをかけるうえでも説得力のある戦略と評価している。もっとも、同社サービスそのものに独自性や即効性がなければ有力な販売パートナーとの協業は成立しないことから、この戦略自体が今後に向けた自信や手応えの表れと捉えることもできる。また、直販についても、注力業界を絞り込みつつ、段階的に他業界へと横展開する戦略は、限られたリソースを効果的に成果に結びつけるうえで合理性がある。いずれにしても、視野に入れている市場の大きさから判断して、本格的な事業の拡大や成長はまだ今後であり、ここからの経営手腕に期待したい。
また、中長期的には、膨大なコミュニケーションデータとAI技術を活用した新たな価値創出の方向性に注目している。これまでの業務効率の域を超えたソリューションへと発展するポテンシャルを秘めており、同社のビジネスモデルが大きく進化する可能性があると見ている。そのためにも、まずは数多くの導入企業(拠点数)を囲い込み、データを集めることが重要となる。また、さらなる発展に向けては外部リソースの活用をはじめ、M&Aが重要な戦略になると考えられるため、どのような分野のリソースを獲得し、必要なピースを埋めていくのか、今後の方向性を探るうえでも、その動きをフォローしていきたい。
■株主還元策
創業来、配当実績はないものの、収益基盤の確立に伴う将来的な配当余地は十分
同社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題と位置付けているものの、これまで収益基盤が十分に確立されていなかったことから、現段階で配当実績はない。
同社は成長投資を優先すべきステージにあり、当面は配当という形での株主還元は見送られると、弊社は見ている。ただ、ストック型の収益構造であることから、近い将来には事業拡大に伴い、配当を開始するだけの十分な収益基盤を確立する可能性は高く、そのタイミングを探る展開となりそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<HN>
【中日】井上監督“怒” 打のヒーローのバント失敗に「それでおじゃんじゃねえぞ!仕事しろ!」
ライブ終えた長渕剛、ステージへの熱い思い激白「ステージに上がれば鬼が憑依!完全無欠の心体」
【カロリー・糖類ゼロのノンアルサワー登場!】機能性表示食品飲料「アサヒスタイルバランス食生活サポートシークァーサーサワーノンアルコール」発売
【オリックス】広岡大志が通算500試合出場を自ら祝う逆転2ラン「なんとか取り返そうそれだけ」
【巨人】戸郷翔征6回途中1失点粘投も2勝目ならず「あれだけヒット打たれればしんどい」反省
【阪神】2軍スミ1勝利でも平田監督おかんむりのワケ「逆戻り。3割でも意味ない」/一問一答
【阪神】近本光司1000安打まであと「5」5打席目でダメ押し三塁打「交流戦もいい流れで」
東京6大学野球の立大に59年ぶりの3冠王が誕生 過去に慶大・郡司、早大・岡田ら
【高校サッカー】藤枝東が苦しみながらも決勝進出 PK戦で磐田東撃破 7年ぶり全国へあと1勝
【阪神】藤川球児監督「ファンの方も楽しいでしょう」佐藤輝明のダメ押し弾に賛辞/一問一答
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
8人組アイドルのメンバーに「信頼を著しく損なう行為が確認され」脱退表明/運営&本人発表全文
独立したキンタロー。多額のギャラ未払い告白 金額明かしスタジオ騒然「えー!」
小泉農相「おわびする」 農水省職員の備蓄米巡る不適切発言に
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
増田恵子、ピンク・レディーの月給“具体額”を告白 勝俣州和「え!?」と驚き
指原莉乃激怒「空港で泣き散らかしました」 彼氏と「私のお金」で旅行中の出来事明かす
ヒカルと結婚「進撃のノア」とは 「裕福で厳格な家庭育ち」「年収2億」「英語堪能で知的客」
飯島直子「私もこっちの人と再婚しようかな」酒の席でポロリ
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
後藤真希、“衝撃を受けたアイドル”を聞かれズバリ実名告白「誰もが衝撃を受けたと思う」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
小泉進次郎農相、就任一夜明け「コメ5キロ2990円」記事ポスト「仕事はやっ!」ツッコミ多数
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
浜崎あゆみ、バスト丸見えの投稿にネット騒然「巨乳すぎて不自然」
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明
石井亮次アナ「ゴゴスマ」で生謝罪 「辞任」もほのめかす

シンカ Research Memo(5):2024年12月期は増収・減益。拠点数は拡大するも一過性費用などが利益を圧迫
シンカ---1Qは2ケタ増収、四半期売上高としては過去最高を記録
シンカ Research Memo(1):コミュニケーションを見える化するSaaSを展開し、高成長を実現
シンカ Research Memo(4):営業現場のデジタル化の遅れに着眼し、同社を設立
シンカ Research Memo(2):企業のコミュニケーションを見える化するプラットフォームをSaaSで展開
2025年12月期第1四半期 決算説明会の動画を公開
コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」 MRR(月次経常収益)1億円、ARR(年間経常収益)12億円突破
シンシア---業績予想の修正(上方修正)および配当予想の修正(増配)
スカラ Research Memo(6):2025年6月期業績は期初計画を据え置くも、利益ベースでは上振れの公算大
さくら---ストップ高、大幅増益決算や追加投資の決定を高評価