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ファンペップ---24年12月期は抗体誘導ペプチドプロジェクトと機能性ペプチドを中心に研究開発を推進


ファンペップは2024年12月期の連結決算を発表しました。売上高は0.06億円、営業損失が9.01億円、純損失が8.89億円となっています。同社は抗体誘導ペプチドFPP003の臨床試験をオーストラリアで行い、人での初めての効果を示しました。また、FPP004XはIgEをターゲットにしており、塩野義製薬との契約を結んで臨床試験を控えています。さらに、FPP005とSR-0379についても開発が進行中で、後者は皮膚潰瘍に対する試験で良好な結果を示しました。2025年12月期の収益見込みは不確定です。

*18:33JST ファンペップ---24年12月期は抗体誘導ペプチドプロジェクトと機能性ペプチドを中心に研究開発を推進 ファンペップ<4881>は12日、2024年12月期連結決算を発表した。売上高が0.06億円(前期は0.00億円の売上高)、営業損失が9.01億円(同9.94億円の損失)、経常損失が8.96億円(同9.40億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が8.89億円(同9.33億円の損失)となった。

抗体誘導ペプチドプロジェクトにおける抗体誘導ペプチド「FPP003」(標的タンパク質:IL-17A)については、2019年4月からFPP003の尋常性乾癬を対象疾患とする第I/IIa相臨床試験をオーストラリアで進めた。本試験結果は、同社グループの抗体誘導ペプチドが慢性疾患の標的タンパク質である「自己タンパク質」(IL-17A)に対して抗体誘導することをヒトで初めて示したものとなった。また、強直性脊椎炎を対象とする開発については、医師主導治験の第IIa相臨床試験が進行中となっている。なお、FPP003に関しては、住友ファーマ<4506>との間でオプション契約を締結しており、同社は、北米での全疾患に対する独占的開発・商業化権の取得に関するオプション権を保有している。抗体誘導ペプチド「FPP004X」(標的タンパク質:IgE)については、近く第I相臨床試験を開始する予定となっている。なお、FPP004Xは、2024年3月に塩野義製薬<4507>との間でオプション契約を締結しており、同社は、全世界での全疾患に対する独占的研究開発及び商業化権の取得に関するオプション権を保有している。抗体誘導ペプチド「FPP005」(標的タンパク質:IL-23)は、2021年1月に新規開発化合物として前臨床試験を開始したが、現在は、開発品プロファイルのさらなる向上を目指した新規製剤技術の研究を進めている。

機能性ペプチド「SR-0379」について、同社グループは、2021年6月から皮膚潰瘍患者を対象とする第III相臨床試験(SR0379-JP-SU-01試験)を実施した。その結果、本試験の事後部分集団解析において、SR-0379群はプラセボ群と比較して、主要評価項目(「外科的処置に至るまでの日数」)の統計学的有意な改善を確認することができた。安全性に関しては、治験薬と因果関係がある有害事象はなく、SR-0379の高い安全性が確認された。

2025年12月期通期について、同社グループの事業収益は新規提携候補先との交渉状況等に依存しており、その不確実要因を考慮すると現時点では合理的に算定することが困難なため、連結業績予想は記載していない。

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