みずほリース Research Memo(3):リース取引を中心に各種金融サービスを展開
みずほリースはリース取引を主軸に多種類の金融サービスを展開しています。主要製品は産業機械や医療機器といった設備のリースで、ファイナンスリースとオペレーティングリースを提供しています。近年、ファイナンスリースの需要は減少傾向にありますが、オペレーティングリースの市場は拡大中です。事業の成長は不動産・環境エネルギーと海外・航空機部門が牽引しており、特に不動産・環境エネルギー事業は2021年から倍増しました。同社は強力な顧客基盤に加え、綿密なリスク管理体制によるリスク低減を強みにしています。一方で、経済情勢の変動や信用リスクといった課題も存在します。
1. 事業の概要
みずほリース<8425>はリース取引を中心に各種金融サービスを展開している。リース取引とは、借手となる顧客(企業等)が希望する物件(産業機械、工作機械、事務用機器、輸送用機器、医療機器、商業設備、物流施設等)を、リース会社が顧客に代わって購入し、顧客に賃貸する取引である。リース物件の所有権はリース会社にあり、リース会社は顧客から物件価格・金利・諸税・保険料等を含めた代金をリース料として受け取る。リース取引の分類としては、ファイナンスリースとオペレーティングリースの2種類があり、ファイナンスリースは、契約期間中に契約を解除できず(解約不能)、かつ物件価格と諸経費の概ね全額をリース料として借手が負担する(フルペイアウト)取引である。ファイナンスリースは、さらに、リース資産の所有権が借手に移転する「所有権移転取引」と、リース会社に留まる「所有権移転外取引」に分類される。一方、オペレーティングリースは、資産の所有権がリース会社に残り、契約終了時には資産を返却するのが一般的である。リース取引を利用することによる借手側のメリットとしては「設備導入時に多額の資金が不要」「設備の使用予定期間にあわせてリース期間を設定できる」「資産のアウトソーシング効果が得られる」などがある。
セグメント別ではファイナンスが拡大基調
2. 報告セグメント別の推移
決算短信・有価証券報告書ベースの報告セグメント区分はリース・割賦(不動産、産業・工作機械、情報関連機器、輸送用機器、環境・エネルギー関連設備等のリース及び割賦販売業務)、ファイナンス(不動産、航空機、船舶、環境・エネルギー分野等を対象とした金銭貸付、出資、ファクタリング業務等)、その他(中古物件売買、発電事業等)としている。
セグメント別に見ると、営業利益についてはファイナンスが拡大基調であり、2024年3月期時点の営業利益構成比(全社費用等調整前)はリース・割賦が56%、ファイナンスが44%で2本柱となっている。契約実行高については、リースのうちファイナンス・リースが減少傾向となっているのに対して、オペレーティング・リースが拡大基調となっている。また期末営業資産残高で見ると、ファイナンス・リースが横ばいであるのに対して、オペレーティング・リースとファイナンスが拡大基調となっている。
差引利益は順調に拡大、営業資産残高は不動産・環境エネルギー関連が大幅増加
3. 事業分野別の推移
同社は決算短信ベースの報告セグメントとは別に、事業分野別の区分(国内リース事業、不動産・環境エネルギー事業、ファイナンス・投資事業、海外・航空機事業)で収益及び営業資産残高を公表している。なお事業分野別の収益は、2025年3月期中間期より差引利益から売上総利益に変更している。
2024年3月期の差引利益額を2021年3月期と比較すると国内リース事業が1.2倍、不動産・環境エネルギー事業が2.0倍、ファイナンス・投資事業が1.4倍、海外・航空機事業が2.2倍、合計が1.5倍となり全事業とも順調に拡大している。差引利益額の構成比で見ると、2024年3月期は国内リース事業が43.3%。不動産・環境エネルギー事業が30.6%、ファイナンス・投資事業が3.9%、海外・航空機事業が22.0%だった。成長率の高い不動産・環境エネルギー事業と海外・航空機事業の構成比が大幅に上昇し、差引利益段階では、海外・航空機事業が、国内リース事業、不動産・環境エネルギー事業に次ぐ形となっている。
期末営業資産残高で見ると、国内リース事業はやや減少傾向だが、不動産・環境エネルギー事業と海外・航空機事業が増加基調となっている。そして営業資産残高の構成比は、国内リース事業が2021年3月期末の66.0%から2024年3月期末時点の49.5%まで低下したのに対して、不動産・環境エネルギー事業が18.8%から35.7%まで上昇した。これは、岩盤収益基盤となるコア分野(産業・工作機械、情報関連機器、輸送用機器等の既存の国内リース事業)の着実な拡大を図りながら、成長性の高い環境エネルギー等のグロース分野や、サーキュラーエコノミー等のフロンティア分野への事業展開を加速させているためである。
強固な顧客基盤、事業基盤、資金調達基盤、人材基盤が特徴・強み
4. 特徴・強み、リスク要因・収益特性、課題・対策
同社の特徴・強みとしては、みずほグループという我が国屈指の企業グループを中心とする強固な顧客基盤、優良アセットを積み上げた事業基盤、徹底したリスク管理、業界トップ水準の外部信用格付に基づく資金調達基盤、リース取引や金融サービスに関する豊富な知識・ノウハウを持つ人材基盤などがある。
リース業界における一般的なリスク要因としては、世界経済低迷や金利・為替の急激な変動等による企業の設備投資抑制、取引先の業績悪化・経営破綻等による信用コストの発生、保有するアセットの価値下落、信用格付等による資金調達への影響などがある。こうした需要変動リスク、信用リスク、アセットリスク、資金調達に係る流動性リスクや金利変動リスク、自然災害リスク等に対して、同社は経営への影響を低減するため、リスク管理グループ長が全社的視点でリスクマネジメントを統括・推進するとともに、各リスク所管部門を通じてリスク事象に対して迅速かつ機動的に対応する体制を整備している。各リスク所管部門は、事業に関連するリスクの把握・制御を適時に実施するとともに、実効性を検証する。そしてリスク管理委員会において、リスク低減に関する諸施策の遂行状況、浸透状況や有効性に関する検証を行い、その結果を取締役会に報告している。
同社の業績は資産売却、M&A関連費用、信用コスト等の一時的要因で変動する可能性があるものの、強固な顧客基盤、事業基盤、資金調達基盤、人材基盤を強みとして、コア分野が岩盤収益基盤となり、全体としてのリスク極小化が図られていると弊社では評価している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<HN>
フジ第三者委員会 中居正広氏が主張する自らの守秘義務解除について回答/全文
92歳超ベテラン俳優が「喜劇俳優の神髄」と憧れる名優 黒柳徹子「面白い人でした」
【DeNA】またしてもハマスタで土下座謝罪…米米CLUB石井竜也がセレモニアルピッチで痛恨のミス
【阪神】山田杏奈が3度目の甲子園始球式「ありがたい」60点→75点→今回の点数は?
映画「平場の月」キャスト陣発表 堺雅人の中学時代は坂元愛登 井川遥は初主演の一色香澄
水曜日のカンパネラ詩羽「MAJ」授賞式オフショット 「赤いドレスが似合ってて素敵」
希良梨、中止検討していた抗がん剤治療の継続を決意「たくさん悩んで出した私の答え」
大谷翔平が変化球を交え21球、二刀流復帰へ前進 ロバーツ監督は次なるステップアップを示唆
【阪神ファン歓喜】甲子園で“ビアフェス”開催決定!限定ハイボール「トラボール」も登場
「ローレル賞」に福岡市地下鉄4000系 優秀な鉄道車両を選定
後藤真希、“衝撃を受けたアイドル”を聞かれズバリ実名告白「誰もが衝撃を受けたと思う」
小泉進次郎農相、就任一夜明け「コメ5キロ2990円」記事ポスト「仕事はやっ!」ツッコミ多数
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
石井亮次アナ「ゴゴスマ」で生謝罪 「辞任」もほのめかす
5人組アイドルBrainBeatにーなさん死去「不慮の事故により永眠いたしました」公式X
「コメないなら、ライスを」小泉進次郎“コメ大臣”農相就任で「進次郎構文」大喜利 X盛況続く
太田光が本音「犬猿の仲」芸人と「一生分かり会えないと。バチバチやってたから」禁断の共演実現
大手アダルトメーカー秘書課社員がAV出演へ 昨秋に中途入社「モノづくりの輪に入りたい」
マツコ謝罪「申し訳ない。見ている人も笑えない」村上信五も「月曜から夜ふかし」不適切編集言及
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
後藤真希、“衝撃を受けたアイドル”を聞かれズバリ実名告白「誰もが衝撃を受けたと思う」
関ジャニ錦戸亮、登場人物が全員クズだらけの不倫劇もメディア沈黙で批判殺到
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
中居正広氏側の反論から浮かんだ2つの新事実を指摘「性暴力の評価はともかく…」紀藤正樹弁護士

みずほリース Research Memo(1):「金融の枠を超えて成長する企業」を目指す
みずほリース Research Memo(7):2025年3月期は通期増益予想を据え置き
みずほリース---日鉄興和不動産の株式購入及び資本業務提携契約の締結
みずほリース---25年3月期増収・2ケタ増益、期末配当金の増配を発表
みずほリース Research Memo(2):みずほグループの大手リース会社
みずほリース Research Memo(8):「中期経営計画2025」は変革に挑戦する3年間
みずほリース Research Memo(4):2025年3月期中間期は増収・大幅増益
みずほリース---3Qは2ケタ増益、通期業績予想の修正に加えて期末配当金の増配を発表
みずほリース Research Memo(9):「中期経営計画2025」期間は配当性向30%まで逓増方針
みずほリース---2025年3月期の期末配当を27円に増配、中計目標達成を反映