高島 Research Memo(1):2025年3月期第2四半期は増収・営業減益
高島は事業を建材、産業資材、電子・デバイスの3つの主要セグメントで展開し、資源効率化やサステナビリティに貢献しています。2025年3月期第2四半期の売上高は前年同期比10.4%増の46,392百万円であったものの、営業利益は前年同期比8.9%減の908百万円となりました。これは、経営計画「サステナV」に基づくM&A推進に伴う販管費増などが影響しています。2025年3月期全体では増収増益を見込み、配当性向と総還元性向の引き上げも発表されています。また、同社は「サステナV」を通じて、カーボンニュートラル社会の実現を目指す長期的な目標を掲げ、持続的成長に注力しています。
高島<8007>は、建材セグメント、産業資材セグメント、電子・デバイスセグメントの3セグメント※で事業を展開している。バリューチェーンの上流工程である企画・設計から下流の施工・サポートまでの幅広い範囲にわたって顧客ニーズに合わせて商流をデザインし、顧客の省エネ化、省力化に貢献するとともに、サステナビリティ社会の実現に寄与している「サステナの先進商社」である。直近11年間の親会社株主に帰属する当期純利益は10億円以上と安定した業績で、堅実な収益基盤と財務基盤を構築している。同社は、中期経営計画「サステナV(バリュー)」の下、戦略的投資の実行による持続的成長企業への転換に注力している。同計画においてはROE(自己資本利益率)を8.0%以上、ROIC(投下資本利益率)の基準を6.0%以上と具体的に設定しており、資本コストを意識した事業活動・投資活動を行うなかで、今後のさらなる企業価値向上が期待される。
※ ほかに賃貸不動産セグメントがあるが、規模が小さいため割愛している。なお、2024年1月に賃貸不動産を売却したことに伴い、2025年3月期から賃貸不動産セグメントは消滅。
1. 業績動向
2025年3月期第2四半期の連結業績は、売上高で前年同期比10.4%増の46,392百万円、営業利益で同8.9%減の908百万円となった。中期経営計画「サステナV(バリュー)」で定める各種戦略を着実に遂行するなか、建材、産業資材、電子・デバイスとすべての事業セグメントが前年同期比で増収となったことが連結ベースの売上高を押し上げた。利益面に関しては、産業資材セグメントと電子・デバイスセグメントが増益と好調だったものの、建材セグメントが減益となったほか、さらなる業績拡大を志向した戦略投資の一環としてM&Aを推進するなかで、連結子会社が増えたことでのれん償却費用を含む販管費が増加したことなどが影響した。営業利益は減益となったものの、各事業が総じて順調に進捗している状況である。同社はグループ全体で成長率と収益性の観点から事業ポートフォリオの整理を推進している。事業の選択と集中を加速させるなかで、販管費率も適正化していくものと弊社は見ている。
2025年3月期の連結業績は、売上高で前期比4.3%増の94,000百万円、営業利益で同14.4%増の2,000百万円を見込んでおり、期初時点の予想から変更はない。建材セグメント、産業資材セグメント、電子・デバイスセグメント、すべてのセグメントで増収増益を見込んでいる。建材セグメントに関しては、上期終了時点で減益となったものの、期末に向けては収益性の高い案件の受注に注力することによって、利益を積み上げていく方針だ。その他の各セグメントに関しても、中期経営計画で定める各種戦略を推進しながら売上と利益を積み上げ、業績予想達成を目指す。また同社は、資本効率のさらなる向上と株主還元の拡充による企業価値の持続的な向上などを目的として、2年間の限定措置で配当性向80%以上、総還元性向100%に引き上げることを発表している。成長投資による持続的な業績拡大と株主還元のさらる拡充を同時に追求するによって企業価値をさらに高めていく構えだ。
2. 中期経営計画
同社は2020年12月、2023年3月期を最終年度とする前中期経営計画「サステナX(クロス)」を発表した。「サステナX(クロス)」はその前の中期経営計画「サステナ2020」の基本戦略である「ダントツ戦略」「生産性の向上」「コーポレート・ガバナンスの強化」を踏襲しつつ、「ダントツ戦略のさらなる進化」「生産性向上による強靭なコスト競争力獲得」「コーポレート・ガバナンスの強化」によって、バリューチェーンにおける設計から施工・サポートに至るまで各機能の形成・拡充を一層強く推進し、長期的な成長基盤の確立に向けて、事業構造・ポートフォリオの転換を図ってきた(最終年度である2023年3月期に親会社株主に帰属する当期純利益を1,400百万円にするという目標は達成)。
そして、2023年3月には次期中期経営計画として「サステナV(バリュー)」(2024年3月期~2026年3月期)を策定した。超長期的な目標として2050年に「カーボンニュートラル社会の実現」を掲げ、市場の成長機会を捉えた価値創造により、サステナ社会への適応と持続的成長を同時に実現することを目指している。数値目標としては、2026年3月期に連結売上高1,100億円、親会社株主に帰属する当期純利益19億円、ROE8%以上、ROIC6.0%以上などを掲げている。各事業のキャッシュや政策保有株式売却などにより創出したキャッシュと、外部資金を有効に活用することで、親会社株主に帰属する当期純利益及びROEを高めていく。
■Key Points
・2025年3月期第2四半期は増収減益、M&A推進による販管費増などが影響
・2025年3月期は増収増益、配当性向、総還元性向も大幅引き上げ
・2024年3月31日をもってプライム市場上場維持全基準に適合
・中期経営計画「サステナV(バリュー)」の下で引き続き企業価値の向上に注力
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<YS>
タイゴエナジー、インターソーラー・ヨーロッパにて「EIレジデンシャル」のスマート暖房機能の統合を発表
QpiAI、インドで量子時代の幕開けを告げる25量子ビットの量子コンピューターを発表
ベリシリコン、ウェアラブル端末向けにハイブリッド3D/2.5Dレンダリング機能を備えた超低消費電力OpenGL ES GPUを発表
【神戸】佐々木大樹、意表突くシュートで先制弾「もっともっとこの味をかみしめていきたい」
2025年Japan Prize授賞式 天皇皇后両陛下をお迎えして開催
もう人間には戻れない…… タイ映画『哭戦 オペレーション・アンデッド』少年兵がゾンビに襲撃される絶望的本編映像[ホラー通信]
目黒蓮“まるで昭和の俳優”レトロな雰囲気で『キリンビール晴れ風』をPR『ただただかっこ可愛いでしかない』『イケイケなめめすてき』
東野幸治が暴露、吉本先輩芸人が若手の頃の“珍“験担ぎ「勝負せなアカン時はマジックで…」
製作から22年! 4Kで蘇るアレクサンドル・アジャ監督の傑作スプラッターホラー『ハイテンション』予告編[ホラー通信]
【DeNA】2敗目バウアー今後も「中3、4日ローテ」希望も、三浦監督「チームのことも考えて」
昨年引退した元AV男優しみけん「やめてよかったですか?」問いに即答「うん」その理由とは?
42歳ブレイキングダウン選手、東京駅でケンカ売られ取った行動に「尊敬する」「真似しよ」X拍手
八代亜紀さんのヌード写真封入アルバム発売、所属事務所が「警察にも相談中」公式コメントを発表
万博トイレに不満や疑問噴出 元宝塚女優「なんでこんな事をするのだろう」
21歳元グラドルが免許合宿でのセクハラ報告、教官に言われた衝撃ワードを告発→大問題→教官退社
辛坊治郎氏「この惨状をメディアが報じないので改善は?」と疑問 大阪万博の初日リポート
武蔵野東学園、卒業生らに7億円を請求 在学中に理事長を刑事告訴
元プロ野球選手大島康徳さんの妻奈保美さん「私はずーっと耐えてきました」執拗な誹謗中傷に怒り
60歳女優“性接待””やらせ”激白「今晩相手してよね」拒絶後「降ろされた」教授初講義で
八代亜紀さん「ヌード写真付きCD」発売 熊本知事「許しがたい」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
中居正広氏、14年前に脳科学者が「女性におぼれて芸能界追放」と“予言” X騒然「すごい」
広末涼子容疑者は奈良から車で移動中だった「なかなか厳しいのでは」識者が疑問呈す
広末涼子容疑者の元夫キャンドル・ジュン氏が繰り返した語った言葉「心が…」がネットで再注目
自称広末涼子容疑者逮捕「涙出てくる。悔しい」“本物”は全国TVで社長の苦悩語ったばかり
孤独のグルメで旨そうだった「トマトの酢漬け」のおいしい作り方! フレッシュな旨味がキューッとくるっ
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
昨年引退した元AV男優しみけん「やめてよかったですか?」問いに即答「うん」その理由とは?
広末涼子容疑者の逮捕は“異例”弁護士見解に小説家の医師「我々はサンドバッグじゃなくて人間」

高島---2Qは2ケタ増収、3事業部門いずれも増収を果たす
高島---3Qは増収、建材及び産業資材セグメントが増収に
SIGG Research Memo(8):株主還元はDOE6%目安、2025年3月期は大幅増配予想
シード Research Memo(9):新中期経営計画を策定、2027年3月期に売上高41,000百万円を目指す(2)
伸和HD Research Memo(9):株主還元は連結配当性向30%以上目標、上場記念株主優待を実施
Solvvy Research Memo(6):保証会社からストックビジネスコンサルティング事業への転換・進化を目指す
三洋化成 Research Memo(5):2025年3月期中間期は事業撤退による収益性改善で大幅営業増益
プロパスト Research Memo(7):保守的な前提に基づき、2025年5月期は増収減益を予想
NSW Research Memo(10):中期経営計画最終年度も目標達成に向けて重点戦略を意欲的に推進(3)
堺化学:25年3期2Qは増収大幅増益、好調な電子材料や効率化事業が利益急伸に寄与