TOKAI Research Memo(2):生活インフラサービスに加えて、法人向け情報通信サービス等も展開(1)
TOKAIホールディングスは、エネルギーと情報通信を中核に、静岡県を地盤としてワンストップで生活インフラサービスを提供しています。エネルギー事業は、主にLPガスと都市ガスを扱い、全国に顧客を拡大中。地域シェアNo.1を誇る静岡県をはじめ、新エリアでもシェア拡大を進めています。情報通信事業ではISP、MVNO、および法人向け通信・クラウドサービスを伸ばしており、売上の約59%が法人からのものです。CATV事業も各地で成長中で、沖縄を最新のエリアとしてサービス提供を広げています。各事業はM&Aによるシェア拡大を志向し、国内での地位強化を図っています。全体として、エネルギー、情報通信、CATVの3分野で売上の80%以上を占めています。
同社は静岡県を地盤にLPガスを中心とした「エネルギー・住生活関連事業」と「情報通信事業」を主軸に事業を展開しており、暮らしに関わるあらゆるサービスをワンストップで提供し、顧客やその先の地域・社会・地球環境とのつながりを深めながら、人々の豊かな生活、地域社会の発展、地球環境保全に貢献し、日本を代表する生活総合サービス企業に成長することを目指している。
現在の事業セグメントは、「エネルギー事業」「情報通信事業」「CATV事業」「建築設備不動産事業」「アクア事業」「その他」の6つに分けて開示している。事業セグメント別の売上構成比(2024年3月期)を見ると、祖業である「エネルギー事業」が43.6%、「情報通信事業」が24.5%、「CATV事業」が15.4%で、これら3事業で全体の80%を超えており、直近5年間の推移を見ても大きな変化はない。
1. エネルギー事業
エネルギー事業では、売上高の約83%をLPガス事業、約17%を都市ガス事業が占めている。主力のLPガス事業は(株)TOKAIで家庭・産業用を主に販売し、一部卸販売も行っている。サービスエリアは静岡県や関東圏が中心であるが、2015年以降は新規エリアとして南東北や中部・東海、中国・四国、九州エリアなどにも順次進出し、顧客基盤を拡大している。2025年3月期中間期末時点の顧客件数は804千件で、既存エリア、新規エリアとも増加基調が続いている。新規エリアの構成比については、2019年3月期の約4%から直近は約13%に上昇している。業界のポジションとしては、直販で岩谷産業<8088>、日本瓦斯<8174>に続く3番手となる。市場シェアは、地盤である静岡県で約2割とトップを占め、競争の激しい関東圏でも1割弱と2番手に位置する。LPガス利用世帯数は全国で約2,100万世帯あるため、全国シェアで見ると3%強の水準だが、今後も営業エリアの拡大とM&Aの推進によりシェアを拡大する戦略である。国内のLPガス販売業界は中小零細事業者が多く、経営環境の厳しさから年々大手資本への集約化が進んでおり※、同社のシェア拡大余地も大きいと弊社では見ている。
※ LPガス販売事業者数は2012年の約2.1万事業者から2023年は約1.5万事業者に減少している。
都市ガス事業は東海ガス(株)が静岡県の焼津市、藤枝市、島田市で都市ガスの販売を行っているほか、2017年4月のガス小売全面自由化を契機に、自治体が運営していた都市ガス事業を譲受することで営業エリアを拡大している。具体的には、群馬県の下仁田町(2019年4月より)、秋田県にかほ市(2020年4月より)から都市ガス事業を譲受し運営している。2025年3月期中間期末時点の顧客件数は74千件となっている。都市ガス事業者は全国で190事業者(私営172、公営18)あり、このうち大手4社を除けば地域の中小規模事業者がほとんどであることから、今後もM&A案件が出てくれば検討する方針だ。
2. 情報通信事業
(株)TOKAIコミュニケーションズで展開する情報通信事業は、コンシューマー向け事業としてISP(インターネットサービスプロバイダ)事業、MVNO※事業、モバイル事業(携帯電話販売代理店事業)を、法人向け事業として通信回線サービス、データセンターサービス、クラウドサービス、システム開発などを行っている。2025年3月期中間期の売上構成比は、コンシューマー向け事業が約41%、法人向け事業が約59%とここ数年は法人向け事業の比率が上昇傾向にあり、営業利益でも大半を占める格好となっている。
※ MVNO(Mobile Virtual Network Operator):携帯電話等の無線通信インフラを他社から借り受けてサービスを提供する事業者。
ISP事業は、全国をサービスエリアとする「@T COM(アットティーコム)」と静岡県をサービスエリアとする「TOKAIネットワーククラブ(TNC)」の2つのブランドで展開しており、静岡県内でのシェアは約2割と首位を占める。また、2015年2月よりNTT(日本電信電話<9432>)から光回線の卸提供を受け、自社の光インターネット接続サービスとセットで提供する光コラボサービス(「@T COMヒカリ」「TNCヒカリ」)の提供を開始したほか、大手携帯キャリアのサービスとセットにしたプランも提供している。2017年からはMVNOを利用した格安SIM/スマートフォン「LIBMO(リブモ)」の販売も開始した。2025年3月期中間期末の顧客件数は、従来型ISPサービス等で387千件、光コラボサービスで378千件、「LIBMO」で78千件となっている。
モバイル事業では、ソフトバンク<9434>の代理店として静岡県内を中心にモバイルショップ14店舗を展開しているほか、iPhoneの修理サービスを行う「iCracked Store」を7店舗出店している。2025年3月期中間期末の顧客件数は165千件と2016年3月期の236千件をピークに漸減傾向が続いている。
3. CATV事業
CATV事業はM&A戦略によりサービスエリアを徐々に広げており、直近では2022年10月に沖縄ケーブルネットワーク(株)をグループ化した。2025年3月期中間期末で静岡県、東京都、神奈川県、千葉県、長野県、岡山県、宮城県、沖縄県の1都7県で事業展開している(グループ会社11社)。顧客件数は放送サービスで920千件、通信サービスで403千件、合計で1,324千件と緩やかながらも増加基調が続いている。国内のCATVサービスの契約件数は通信サービス等も含めて全体で2,712万件(2023年3月末、うち多チャンネルサービス777万件、インターネットサービス1,062万件、電話サービス873万件)とインターネットサービスがけん引する格好で緩やかに増加している。業界ではJ:COM(JCOM(株))グループが視聴世帯数ベースで5割強のシェアを握っており、2番手以下は同社も含めて数%程度のシェアとなっている。このため、同社は今後もM&Aによってシェア拡大を目指す。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
国民・玉木氏「有権者の理解得られないと判断」 山尾氏の公認見送り
【阪神】9回、湯浅京己、岩崎優でまさかの3失点、逆転サヨナラ負け
【西武】炭谷銀仁朗、9回2死満塁から劇的サヨナラ打 投手陣の奮闘報われる
【天皇杯】前回覇者の神戸が高知に4-1で快勝発進、先発9人変更も 敵将は元代表DF秋田豊監督
かっぱ寿司が新ランチメニュー導入、平日限定で16時まで
【ソフトバンク】「え、なんで?」秋広優人が巨人ナインに冷やかされる 古巣に恩返しの一打も
元NGT48高橋真生&奈良未遥、新潟市内でイベント開催「当時の面影見えるようなイベントに」
【ソフトバンク】ケガ人いても「強力打線」大関友久「集中して自分の投球を」12日巨人戦先発
【阪神】藤川監督「湯浅→岩崎と考えてた。登板空いていたので」サヨナラ負け「1つの試練がきた」
【楽天】序盤7失点が重く4連敗 3カード連続負け越しで今季最多借金7 先発内星龍「実力不足」
「変わりすぎ…」33歳女優が衝撃“顔面整形”ビフォーアフター写真を公開
浅野ゆう子「弟のような存在の彼が…旅立ちました…」 “ハワイの家族”の死去に悲しみ
松山千春が告白、超大物投手の葬式で弔辞を読まされた過去「嫌だったんだろうな」推察
粗品「ウン千万」の高級時計盗難の宮迫博之に“たった一言”コント内で言及
「エッチボディ」グラドル三田悠貴、衝撃露出の白ワンショルダー&紺ドット柄ビキニ水着動画公開
太田光が驚愕、タイタン芸人が12年前に結婚し2人の子供がいること知らされ「意味分からない」
気象予報士の吾方佑名、女性のリュック使用に疑問投げかけ「世の女性達はどうしているの?」
高橋真麻が複雑な胸中を告白「未来永劫払い続け…」父高橋英樹が買ったものが悩みのタネ
有吉弘行が疑問、長嶋茂雄さん報道に「時代だなと思った」ワケ「すごい数の番組やってるけど…」
安住紳一郎アナ「私の口からは言えません」意味深予告 11日朝番組ゲストにネット騒然
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明
浜崎あゆみ、バスト丸見えの投稿にネット騒然「巨乳すぎて不自然」
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
長嶋一茂、「家族としてお許しいただきたいけれど…」妹・三奈さんらとの病室での会話明かす

TOKAI Research Memo(1):2025年3月期中間期業績は過去最高売上更新へ
TOKAI Research Memo(1):2025年3月期第3Q累計業績は4期連続増収、2ケタ増益を達成
TOKAI Research Memo(5):2025年3月期業績は3期ぶりに過去最高益更新へ
TOKAI Research Memo(3):生活インフラサービスに加えて、法人向け情報通信サービス等も展開(2)
TOKAI Research Memo(2):2025年3月期第3Q累計売上高は連続で過去最高を更新、各利益も2ケタ増益
TOKAI Research Memo(3):エネルギー事業とアクア事業が2ケタ増益に(1)
TOKAIホールディングス---25年3月期増収増益、売上高及び各段階利益が過去最高を更新
TOKAI Research Memo(4):2025年3月期中間期業績は過去最高売上を更新、各利益も増益を達成(1)
TOKAI Research Memo(5):2025年3月期中間期業績は過去最高売上を更新、各利益も増益を達成(2)
TOKAI Research Memo(6):2050年のカーボンニュートラル実現に向けてGXの取り組みも積極推進